■「現代の文章:日本語文法講義」の連載再開について

    

1 新型コロナ用ワクチンの副反応

今年も押し詰まってきました。いささか驚きを感じます。今年は8月末から、急に忙しくなりました。偶然が重なったためです。セミナーが重なっていたのは予定通りでしたが、まさか夏休み後半に10日間その準備が出来なくなるとは想定していませんでした。

新型コロナ用のワクチン接種を8月13日にしました。モデルナ社製のものの2回目です。1回目はよく眠れるなあという程度でしたが、2回目は副反応がかなりひどく現れました。日常生活は普通にできるのですが、面倒なことになると、うまくいかないのです。

結局、時が解決したという感じでした。何もしていません。ただ日を過ごしただけです。残念だったのは、連載をはじめた日本語の文法について、文章が書けなくなったことでした。3回目を書いたのが8月13日ですから、タイミングが悪かったのかもしれません。

     

2 HPのワードプレスのバグ

もう一つの問題はHPの不具合でした。連載のための改定でトラブルが起きたのです。現在も、まだ直っていません。ワードプレスのバグに絡んだことらしいのですが、専門家でもよくわからないとのこと。幸いバージョンが上がってきて、徐々に良くなっています。

ときどき表示がおかしくなりますが、対処法がわかってきました。設定からパーマリンクを選んで、現在の選択と違うものをチェック。それを確定せずに、また元に戻すのです。それだけで不具合が消えます。現在残っているトラブルは、ここだけになりました。

詳細は専門家にお聞きになったほうがいいと思います。Webにも情報があるそうです。原稿が出来たとしても、HPが安定していなかったら、どうにもなりません。これも今年身に染みたことでした。その上、専門家でもよくわからないことがあるとは意外です。

    

3 従来の文法への違和感

いろいろ言い訳がありますが、連載にならずに止まってしまいました。学校も終わったことですし、もう一度見直して、新たにはじめたいと思っています。時間がたつと、前と同じ気分で書き続けるのが難しいかもしれません。もう一度、書き直すつもりでいます。

素直に考えていくと、従来の専門家の文法とは、どうしても違ったものになってしまうのです。日本語の場合、品詞にこだわりすぎると妙なことになりますが、しかし文の中核に関わる体言と用言をみても、何だか違う気がします。違った説明をしたくなるのです。

たとえば名詞をどう定義したらよいでしょうか。簡単ではありません。本来の名詞ならば、センテンスの主役の言葉になれなくてはヘンでしょう。「満開」の場合、通常では「満開が」とは言えません。しかし辞書的には名詞です。別の名詞だという気がします。

本来の名詞は「誰・何・どこ・いつ」を表す活用のない言葉です。「満開、最高、究極」などは、本来の名詞の概念と違っています。程度を表す活用のない言葉ですから、あえて言えば程度名詞でしょうか。こういうところから、少し考えてみたいと思っています。

    

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