1 ハイコンテクスト文化 日本語のことを考えると、日本の文化がお互いにわかりあう枠の中で形成されてきたことを感じます。わかるという前提で、細かい注釈をつけずに語る形式です。わかっていることに関しては、言わないこと、記述しないことが原則になっています。 …

■日本人の行動様式の変化と日本語:エドワード・T・ホール『文化を超えて』から 続きを »

      1 今後も読まれ続けるはずの三上章の本 日本語の文法に関して、圧倒的な存在は三上章でした。日本語の主語概念は、英語などの欧米語における主語概念と違う点から、主語廃止論を提示して、いまや通説に近い考えになっています。いまでも読む価値のある日本語文法の本を …

■実質重視の本選び:圧倒的な本はごくわずかという現実 続きを »

     1 組織の役割と役職 リーダーという言葉は、広い概念を表すものです。いわゆるトップリーダーにあたる組織のトップに立って方針や方向を決める人である場合と、部門やチームの長の場合とがあります。リーダーシップの話をする場合、両者を含めての話になることが多いよう …

■リーダーとマネジャーとスタッフ:「目的・目標・手段」と役割 続きを »

      1 「です」の思考 最近の文章は、「です・ます」で書かれるものが多くなってきています。このブログでも、「です・ます」が原則です。読む人を意識して、話しかけるようにという場合、「です・ます」になります。「です・ます」と「である」は使い分けが必要です。 内 …

■「です・ます」と「である」の使い分け 続きを »

      1 話題になった『国民の歴史』 2024年11月に、西尾幹二先生が89歳で亡くなりました。ニーチェの翻訳ではじめて名前を見た記憶があります。『国民の歴史』が話題になったことがありました。あとがきで、[私は歴史の素人である]と言い、[弱点も欠点も隠しよう …

■西尾幹二『国民の歴史』再読:読ませる力 続きを »

      1 「が」のつくのは「答え」になる言葉 助詞の「は」「が」の使い分けは、日本人でも悩むことがあります。まず感覚的に、これでないとおかしいと感じられて、そのあと理屈がついてくるというのが一般的でしょう。使い分けに関する理屈も、解説を読んでもシンプルではあ …

■「は」と「が」:強調する言葉に着く符号「は」と、答えを示す符号「が」 続きを »

      1 米軍のOODAと自衛隊のIDA OODAループという考え方があります。日本では、あまり知られていませんが、米軍で採用されている意思決定法といわれています。「Observe・Orient・Decide・Act(観察し、方向づけし、決定して、行動する) …

■IDAサイクルについて:OODAループと比較して 続きを »

      1 「目的・目標・手段」のフレーム 会社経営をしている人とお話をさせていただくと、理屈よりも実際の結果が大切だというニュアンスを感じます。トップリーダーなら、当然のことでしょう。どんなに素晴らしいという理論であっても、現実の経営がうまくいかなかったら、 …

■経営理論の読み替え:酒巻久『左遷社長の逆襲』を参考に 続きを »

      1 残業なしの体制を整える 昨年、全くやる気のないスタッフにお手上げ状態になってやって来た若手リーダーがいました。「新しい状況への対処:やる気のないスタッフに苦労する若手リーダーの相談」というブログに書いたケースです。その後、どうなったのかを書いておき …

■やる気のないスタッフに苦労する若手リーダーのその後 続きを »

     1 ミッションとバリューの2段階思考 ジャック・ウェルチが『ウィニング 勝利の経営』で、「私たちはこのビジネスでどうやって勝とうとしているのか」という問いが[効果的なミッション・ステートメント]を生み出すと言い(p.23)、[収益性-これがキーワード]( …

■哲学の欠如を修正したい:ジャック・ウェルチ『ウィニング 勝利の経営』のモデル 続きを »