1 考えの素材を蓄積すること 梅棹忠夫の『知的生産の技術』は1969年に出版された本です。先日から、記録のつけ方を何人かで検討しているうち、この本をもう一度読んでみようかという気になりました。いまでも読む価値がある本です。考え方のヒントが現役のまま生き …

■梅棹忠夫『知的生産の技術』再読:アナログの強み 続きを »

       1 3原色 3原色というものがあります。光の3原色ならば「赤・緑・青」になるでしょう。これらの3色を混ぜると、白になります。最近は3原色というと、光の3原色を言う人が増えてきました。色の3原色はまた別にありますが、こちらは答えにくいのでしょう。 かつ …

■基本色というもの:油絵の具での事例 続きを »

      1 日本的資本主義の精神 マックス・ヴェーバーの『プロテスタンティズムと資本主義の精神』という本は、社会科学の名著と言われています。こうしたプロテスタンティズムに当たるものが、日本にはあるのでしょうか。日本的資本主義の精神とはどんなものなのか、気になる …

■日本的資本主義の精神のヒント:歴史からのアプローチ『徳川が作った先進国日本』 続きを »

      1 Web接続が急にできなくなる 熱暴走という現象をお聞きになったことがあるかもしれません。高温になると、パソコンがうまく働かなくなります。先日の暑い日、仕事に追われてノートパソコンをずっと使っていました。原稿書きと作業とが続き、パソコンのことなど気に …

■パソコンの不具合でお手上げに…デジタル技術の基礎が不可欠と痛感した話 続きを »

      1 文字と図による説明 操作マニュアルの作成講座を行ってきました。操作マニュアルの作成には、文字による説明だけでなく、図を使うことが必須です。操作マニュアルが作れるならば、文書全般の作成能力があると判断してもよいでしょう。こうした基礎を重視しての解説に …

■文書作成の基礎力を養成する操作マニュアルの作成 続きを »

      1 約200万部のベストセラー 大野晋の『日本語練習帳』は、およそ200万部売れたベストセラーでした。私も持っています。日本語に関係する本の中でも、飛び抜けて売れた代表的な本のひとつに違いありません。少し前に久しぶりに手に取ってみて、内容とは別に、大胆 …

■ベストセラーのつくり方:大野晋『日本語練習帳』の工夫 続きを »

       1 本が読めないことに気づいた若者 やっと定時で帰ることが出来るようになった若い会社員が、自分の能力低下に驚いたらしくて、相談してきました。あまりに忙しくてイライラが募って、穏やかな性格の人が、甘えもあったのか家族に暴言を吐いたようです。これがきっか …

■本が読めないという相談に対して:いかに集中をとりもどすかの問題 続きを »

       1 十分な連絡ができていない自覚 今年に入ってから、いくつかの勉強会でお話した際に、日常の記録について、どうしたらよいのかということが何度か話題になりました。意外に切実な問題です。私自身、確たる方法があるわけでもないので、この際、少し考えてみたいと思 …

■計画と時間管理:日々の記録をつけだして気づいたこと 続きを »

      1 インターネットでのつながり方 糸井重里の『インターネット的』という本は、名著と言われた本でした。いまも、そういう扱いかも知れません。「まるで、予言の書!」という帯がついていました。2001年に出た本です。前半で、インターネットの特徴が記されています …

■インターネットの限界まで記していた糸井重里の『インターネット的』 続きを »

      1 「言いかた」と「言葉の法則」 『古文研究法』という小西甚一の書いた参考書は古典的なものと評価されています。新版も出版され、文庫化もされました。初版が出たのが1955年、改訂版が出たのが1965年です。内容は古くなっているのかもしれません。しかし名著 …

■文法と語法 研究に必要なのはどちらか?:小西甚一の考え 続きを »