1 時代の気分を感じた古代史 学問は進歩するものですから、古い本の場合、しばしばあららということが出てきます。そのことは特別問題にするほどのことはないでしょう。しかしそこから発展した展開を見ると、その影響の大きさに愕然とすることがあります。 ごく最近、1 …

■魅力的ならば検証を:「騎馬民族説」という仮説 続きを »

        1 メニューイン『ヴァイオリンを愛する友へ』 芸術をどうやって教えることができるのか、このことはかつて論争にもなったようです。芸術は感性に依存しています。それをどうやって教えられるのか、たしかに不思議な気がしないではありません。実際には教えられてい …

■メニューインの「学習の三段階」と論語の言葉 続きを »

      1 村上春樹が説く本の読み方 村上春樹は人気作家ですから、読者の方も多いでしょう。私は短編小説が好きです。ただし2つの作品だけですから、いい読者とは言えません。『中国行きのスロウ・ボート』という短編集にある「午後の最後の芝生」と「土の中の彼女の小さな犬 …

■村上春樹の読みの方法:「何冊かに一冊はエヴァ・グリーンの小説を」 続きを »

      1 「エピソード」と「大筋」の関係 何か病気に関連したことで、ドクターとお話ししたときに、ああ、そういうエピソードがあったのですねと言われたら、どういう意味になるのでしょうか。意外なほど多くの方が「エピソード」という言葉の実質的な意味が分からないという …

■ドライバー、エピソード、トリビアの区別:宮家邦彦『ハイブリッド外交官の仕事術』から 続きを »

      1 自分の能力を高めたい若者 少し前のことですが、転職してやっと時間が取れるようになった若者から、勉強したいという話を聞きました。それまでは仕事を覚えていくことが勉強だったのでしょう。まじめな性格でしたから、チーフになっていました。しかし忙しすぎたよう …

■若いリーダーからの質問:どうやって勉強するのか? 続きを »

      1 文章が書けるということ 文章が書けるとは、どういうことでしょうか。いきなりピタっといく文章が書けることは素晴らしいことですが、そのことが「文章が書ける」ということに直結しないように思います。推敲して、よい文章にできるのなら、その人は文章が書ける人で …

■ズレの発見:文章と石膏デッサン 続きを »

      1 マッキンゼーで学んだこと マッキンゼーというコンサルティング会社は世界的に有名ですから、ときどきマッキンゼーの方法とか方式といった言葉のついた本が出版されます。『マッキンゼー式世界最強の仕事術』もそういったものです。著者は1989年から92年まで在 …

■身の程を知る人が書いた『マッキンゼー式世界最強の仕事術』 続きを »

      1 客観的なことが基礎 客観的なことというのは、主観的なものが混じった中から、主観を抜いて成立したものという感じがあります。なんとなく私たちは、主観を入れたものであるのか、主観の入っていない客観的なものであるのかを、いつでもどこかで意識しているようなの …

■「主観」の成立について:「考える我」と自説中心主義 続きを »

      1 仮説を立てる前提 前回書いた「文書のスタイルと内容」について、以前このことを直接お話ししたはずの人から、意味がわからなかったと言われました。どうもいけません。何回かに分けて書くべきことを、一気に書いてしまいました。そんなに複雑な話ではありません。 …

■「仮説⇒実行⇒検証」をどう実践するのか:「文書のスタイルと内容」再論 続きを »

      1 文書のスタイルは思考スタイルの反映 当たり前かもしれませんが、事実に基づいた解釈でない限り、その解釈は通用しません。仮定を前提にして解釈する場合、可能性が言えたとしても、それがどうしたのだという扱いになります。たくさんの文字を連ねても、その文章には …

■文書のスタイルと内容 続きを »