1 システム側と顧客の思惑 以前、システムを構築する方々向けの講義を聴かせていただいたことがあります。解説を聞いて、ある条件下でシステムの構想を立てる形式の講義です。技術を習得するために、工夫された講義でした。しかし発注側の視点に立つと、驚くべき内容 …

■システム構築で成功しているリーダー:顧客視点を取り入れること 続きを »

      1 座る場所と成績 学生数がかつてほど多くなくなったため、学生の数のわりに広めの教室で講義をしています。座席は自由です。こうしておくと自然に座る場所が決まってきます。前の方から順番に埋まってくるわけではありません。日本人と留学生では、かなり座り方が違い …

■座る場所から見える日本人と留学生の気質:健全なプライドを求めて 続きを »

       1 ドラッカーは何も証明していない 最近、ドラッカーの本を以前ほど読まなくなりました。ドラッカーの考え方はもうすでにしみついていますが、別のルートからマネジメントを考えたいと思っています。ちらっとそんな話をしたら、ドラッカーはアメリカでは相手にされて …

■ドラッカー・マネジメントと日本人のマネジメント関連の著作 続きを »

      1 業務が書けないのは困ったこと 上場を控えた会社の人達が、業務マニュアルの整備を始めています。先輩に業務マニュアルを作った人などいません。まだ若手中心の会社ですから、若手リーダーがマニュアル作成の中心になっています。当然のことながら、簡単に作成できる …

■業務マニュアルの作成を指示された若手リーダーたちの困惑 続きを »

      1 安本美典『倭の五王の謎』のアプローチ 日本の古代史の場合、第31代の用明天皇の時代以降、即位の時期などの年代に関して、ほぼ正確だといわれています。用明天皇の即位は585年でした。それより100年程前の第21代の雄略天皇となると、在位されたことは確実 …

■歴史家のアプローチ:前提条件を地道に固める宮﨑市定 続きを »

      1 コロナ以降の変化 後期の講義が始まりました。標準的な問題演習をしながら、様子を見ています。今年の学生は、どのくらいのレベルかを確認中です。日本人はどんな感じか、留学生はどんな状況なのだろうかと、彼らの状況を見ながら、講義内容を決めていきます。 日本 …

■日本の状況は相対的には悪くない:学生たちを見ながらの印象 続きを »

      1 二種類の感動 中野雄が『ウィーン・フィル 音と響きの秘密』で、カール・ベームが死後に急速に忘れ去られていった理由について記しています。メジャーレコード会社の担当者が「幸い日本では、“巨匠”ともてはやされてまだ売れているようだから」と語っているとのこ …

■二種類の感動:巨匠たちの音楽をめぐって 『ウィーン・フィル 音と響きの秘密』から 続きを »

       1 基本・基礎の重視 締め切りギリギリまで修正をして、セミナー用のテキストを送付しました。従来から実施している講座のテキストであっても、事前アンケートを見てみると、同じ講義内容ではダメだと感じることが多くなっています。今回も、全面改定になりました。 …

■基本構造・基本原理を知ろうという欲求:求められる考えるヒント 続きを »

       1 『失敗の科学』と『失敗学のすすめ』の基礎 マニュー・サイドは『失敗の科学』で、自由市場のシステムが成功しているのは、失敗が少ないからでなくて、多いからだと記していました。失敗を基礎にして試行錯誤を繰り返し、改善を積み重ねていくことにより、大きな成 …

■マネジメントを考えるときの教科書:西堀栄三郎『石橋を叩けば渡れない』 続きを »

      1 「新規所属者を最も早く戦力化するためのマニュアル作成と指導のノウハウ」 10月1日にセミナー講義があります。「新規所属者を最も早く戦力化するためのマニュアル作成と指導のノウハウ」というものです。この講座名では、もしかすると講義内容がよくわからないか …

■新規所属者を最も早く戦力化するための方法 続きを »