■二種類の感動:巨匠たちの音楽をめぐって 『ウィーン・フィル 音と響きの秘密』から
1 二種類の感動 中野雄が『ウィーン・フィル 音と響きの秘密』で、カール・ベームが死後に急速に忘れ去られていった理由について記しています。メジャーレコード会社の担当者が「幸い日本では、“巨匠”ともてはやされてまだ売れているようだから」と語っているとのこ …
1 二種類の感動 中野雄が『ウィーン・フィル 音と響きの秘密』で、カール・ベームが死後に急速に忘れ去られていった理由について記しています。メジャーレコード会社の担当者が「幸い日本では、“巨匠”ともてはやされてまだ売れているようだから」と語っているとのこ …
1 基本・基礎の重視 締め切りギリギリまで修正をして、セミナー用のテキストを送付しました。従来から実施している講座のテキストであっても、事前アンケートを見てみると、同じ講義内容ではダメだと感じることが多くなっています。今回も、全面改定になりました。 …
1 『失敗の科学』と『失敗学のすすめ』の基礎 マニュー・サイドは『失敗の科学』で、自由市場のシステムが成功しているのは、失敗が少ないからでなくて、多いからだと記していました。失敗を基礎にして試行錯誤を繰り返し、改善を積み重ねていくことにより、大きな成 …
1 「新規所属者を最も早く戦力化するためのマニュアル作成と指導のノウハウ」 10月1日にセミナー講義があります。「新規所属者を最も早く戦力化するためのマニュアル作成と指導のノウハウ」というものです。この講座名では、もしかすると講義内容がよくわからないか …
1 カードシステムのデジタル化 カードシステムをデジタル化しようとする人がかなりいます。私の周辺にもいました。バカバカしいことだとは言い切れません。かなり優秀な人が、相当考えた上で、PC上にカードシステムの体系をつくりあげていました。彼はそれに満足して …
1 3原色 3原色というものがあります。光の3原色ならば「赤・緑・青」になるでしょう。これらの3色を混ぜると、白になります。最近は3原色というと、光の3原色を言う人が増えてきました。色の3原色はまた別にありますが、こちらは答えにくいのでしょう。 かつ …
1 柳井正の「最高の教科書」 ハロルド・ジェニーンの『プロフェッショナルマネジャー』は1985年に日本語訳が出版されたとのこと。その年、ユニクロの柳井正はこの本を読んでいます。2004年に再び出版された時には、柳井の「はじめに」と「付録」がつけられてい …
1 日本語の論理性 最近、面白いことに気がつきました。むかし、日本語が論理的でないとか、主語がないとか言われたことがありましたが、もはや、そんなことは話題にもならないのです。「象は鼻が長い」という例文など、聞いたことがないということでした。 国語の時 …
1 わかりやすいカント『純粋理性批判』の説明 鷲田小彌太『超要約で世界の哲学を読む』にあるカントの『純粋理性批判』の項目がとてもわかりやすく書かれています。かつて手に取って、読み続けられずにお手上げになった本です。解説書などを参照して、たぶんこうだろうと …
1 「目標と手段」と「目的と手段」 前回、民法についての一筆書きを、池田真朗『民法への招待』で見てみました。池田は、民法と経済原論を比較して、規範意識の有無を指摘しています。経済原論のような「科学」を目指す学問領域の場合、かくあるべしという規範がないの …