■試験の採点を終えて:気になる傾向

      

1 希望者には再試験を認める

やっと後期試験の採点が終わりました。バカバカしいくらい時間がかかります。仕方ありません。あえて手間のかかることをしました。専門学校ですから一般教養の基礎などあえて勉強する気にならないでしょう。だから試験が大切になります。

試験を利用して、実力養成の機会にしたいという考えがあるのです。したがって試験と言っても、実力を単純に評価するためのものではありません。準備不足で臨む学生がかなり多くいます。上手くいかなかったと感じる学生の割合も相当数いるでしょう。

上手くいかなかったという学生には再試験のチャンスを与えてます。ある程度やってきたところに、もう一押しの勉強をすれば記憶にも定着しますし、大切なところです。学生も成績が上がるというインセンティブがありますから、再試験を希望する者が出てきます。

      

2 チャンスを活かすかどうか

たいてい人間は、平穏無事なときに十分な準備などしないものです。自分自身もそうですが、行き当たりばったりですし、ああ失敗したということがよくあります。締切がなかったら、あれこれ苦労しなかったでしょう。そういう自覚が自分にもあります。

失敗したという感覚があることが大切だという気がするのです。それを次につなげようと思う気持ちが持てるかどうか、そこがポイントかもしれません。再試験を行えば、当然、成績が上がるのが普通でしょう。そのチャンスを利用するかどうかはその人次第です。

留学生の場合、再試験を希望する割合が極端に下がります。一度苦労すれば、もういいやという学生が多いのは例年のことです。逆に日本人学生の場合、ほとんどがラッキーという感覚になるのか、再試験を受けたがります。今年も圧倒的多数が再試験を受けました。

      

3 気になること

試験の結果がどうなるか、これもあまり変わらないのです。留学生の中の一部は、大学を卒業して、かなり地位の高い仕事までしてきた人たちですから、彼らの成績は飛び抜けています。トップは毎年のことながら、たいてい中国からの留学生です。

一回目の試験で、いきなり満点ということがあります。この一群の学生には、再試験など必要ないでしょう。逆に点数の低い学生が、何で再試験に臨まないのか不思議になりますが、成績と出席率にかなりの相関関係がありますから、説明がつくのかもしれません。

成績を上げるのは、圧倒的に日本人学生と、まじめな留学生ということになります。ただ、男女差が拡がってきました。これは気になっています。成績を上げるのは圧倒的に女子学生です。男子学生はあまり成績が上がっていません。年々その傾向がみえます。

たいていのことは、何とかなるものです。まずいと思っても、まあ気にしないで楽しくいこうというのは、ある意味で余裕があることなのでしょう。留学生も含めて、やさしい、穏やかな学生が増えています。ビジネス人も同じかもしれません。気になるところです。