■「オンライン+会場」というハイブリッド講義の可能性

     

1 オンラインと会場参加者がほぼ同数

先週末の11日にマニュアルの電子化・動画活用講座を行いました。おおぜいの方に参加いただき感謝しています。今回は会場にいらした方々とオンラインで参加の方がほぼ同じでした。徐々にコロナ後の姿が見えてきた感じがします。

今後もオンライで参加する人がいなくなるとは思えません。やはり便利な点もあると思います。同時に講師の話を直に聞いて、何か質問があったら、直接のやりとりがしたいという人もいるはずです。両者が共存する「ハイブリッド講義」が通常になるのでしょう。

オンラインと会場の受講の違いは、質問の数にも現れます。やはりオンラインでの参加の方は、こちらから質問はありますかと問いかけないと、何となく質問がしづらいところがあるはずです。問いかけをしても、それでも会場の質問の方が多くなりました。

     

2 テキストのつくり方の変化

コロナ禍での研修や講義が数年に及ぶと、もはやテキストのつくり方にも影響が出てきます。今まで一番気にしてきたのは、オンライン参加の人と会場参加の人との違いをどう調整するかということでした。テキスト自体も変わらざるを得ません。

たとえば時間のかかる演習はほとんど行わなくなりました。もしそれが必要な場合でも、分割した演習にしています。会場での受講が原則だったときには、途中で会場を回って、個々にコメントをしたり、途中の状況を見たりすることができました。

しかしオンライン参加の方に対して、こうした会場で行ってきたことはできません。会場の人たちの様子を見て、オンラインの人達の状況を推定することになります。とはいえ演習の途中で個別に話せませんから、演習を区切るステップ方式の採用になりました。

     

3 ハイブリッド講義の効果

会場で受講される人の場合、ハイブリッド講義になっても、コロナ前と形式上も受講形態がそれほど変わりませんし、おそらく成果に違いはないだろうと思います。問題は、オンラインの方々の成果がどうなるかです。まだ正確な状況が把握できていません。

学校のように何カ月か継続してオンライン講義をする場合、従来とは違って学生を指名しての質問を続けることになります。これによって積極的な参加を促してきました。これはそれなりの効果はあります。あるいは課題を出して、提出ということもしてみました。

しかしこうした工夫にもかかわらず、オンラインだけの講義は、成果が薄いと感じます。私自身の感覚だけでなく、学生たちも同様に感じていたのです。この点、研修でのハイブリッド講義はオンラインのみの講義よりも手ごたえを感じます。興味深い点です。

会場の参加者のいるハイブリッド講義の場合、オンライン受講の人にも、会場の雰囲気が伝わりやすいところがあります。会場での反応が見えるため、講師も対応がしやすいのです。効果がどうなのか、もうしばらく工夫しながら様子を見ていきたいと思います。

     

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