1 例年行われる就職説明会 例年12月が近づくと、来期の就職に向けて、業界の主要な会社が集まった説明会が開かれます。業界の紹介と、実際の会社がどんな人材を必要としているのか、入社の条件はどんなものなのか、学生たちは話を聞いて少しはイメージができたよう …

■忘れがちな一番の基礎力:日本語の読み書き 続きを »

      1 若者との対話 秋になってから、若者が何度かやってきていました。秋の展覧会シーズンに、いくつか行きたい展示があったようです。しかし画廊に行くのは慣れてなくて、同行したいということでした。わからなくはありません。たいてい、そのときに仕事の話が出てきます …

■オピニオンリーダーがいない時代の新しいコンセプト:支持政党なしの浮動票が動く予感 続きを »

       1 政党でなく政治家を支持 先の衆議院選挙で、自民党と公明党の連立政権の議席数が過半数割れになりました。その後に会った若者たちは会話で、過半数割れの話題を一度も出してきません。やはりかという感じです。もともと自民党支持層とか支持率というのは、現実とズ …

■若者の無関心:与党の過半数割れについて 続きを »

      上野の東京都美術館にて、11月2日の14時半から、立軌展のパネルトークがありました。赤堀 尚97歳、笠井 誠一92歳の両先生のお話が素晴らしくて、知人も、よかったと言っていたのですが、数日したら忘れちゃったとのことです。 よくあることではあります。それ …

■241102 立軌展 パネルトーク:赤堀尚・笠井誠一「私の転機」 続きを »

      1 「科挙」を知らしめた本 受験地獄という言葉がありました。これを現代の科挙だという表現もあったかと思います。いまは少子化が進んで、受験地獄という言葉もあまり使わなくなりました。それでも「科挙」という言葉をご存知の方もかなりいらっしゃることでしょう。 …

■国家の基礎となる教育訓練:宮崎市定『科挙』「後序」 続きを »

      1 先行き明るい雰囲気の学生たち あらためて、日本人の学生と留学生に教えるのは面白いものだなあと思います。昨年教えていた学生たちと会って話してみると、今年の就職状況が極めて良かったことが確認できました。入学前に、まだ就職に不安のあった学生たちが、いまは …

■アジアの留学生の注目すべき傾向:低ストレス化の可能性 続きを »

      1 コロナ以降の変化 後期の講義が始まりました。標準的な問題演習をしながら、様子を見ています。今年の学生は、どのくらいのレベルかを確認中です。日本人はどんな感じか、留学生はどんな状況なのだろうかと、彼らの状況を見ながら、講義内容を決めていきます。 日本 …

■日本の状況は相対的には悪くない:学生たちを見ながらの印象 続きを »

       1 欧米からの留学生の登場 毎年、留学生から自国についての話をしてもらいます。気がついたときに、どこの国から、どんな経緯で留学したか、日本での生活で、自分の国とどんなところが違うかなどと聞いてみるのです。ささやかなやり取りでも、新鮮な驚きがときどきあ …

■日本にきた留学生たち:ささやかで小さな領域の変化 続きを »

      1 スマフォがあれば困らない 社会に出てから3年、4年とたった若者たちと話をしてみると、ごく一部を除いて、PCを使わなくなってきています。学生時代にPC使いで知られた若者は、その分野の会社で活躍すると思われていましたが、いまはスマフォだけですとのこと。 …

■若者のPCばなれの問題:PC再入門が必要? 続きを »

      1 二種類の感動 中野雄が『ウィーン・フィル 音と響きの秘密』で、カール・ベームが死後に急速に忘れ去られていった理由について記しています。メジャーレコード会社の担当者が「幸い日本では、“巨匠”ともてはやされてまだ売れているようだから」と語っているとのこ …

■二種類の感動:巨匠たちの音楽をめぐって 『ウィーン・フィル 音と響きの秘密』から 続きを »