1 伝達に不可欠な人間の感性 日本語に限らず、言葉は、すべてのことを客観的に正確に伝えられるわけではありません。数式になるように、正確に伝わるものもありますが、そうでない事柄はいくらでもあります。それをどう受け取るのか、そこに人間の感性が入り込むのは当然 …

■生成AIは平均値を上げるツール:独自性を鍛えるという課題 続きを »

      1 効果が実証されていないST訓練 脳機能の研究が進んでも、依然わからないことばかりの状況でしょう。スマートフォンを使いすぎると、脳機能が低下するリスクがあることは間違いなさそうです。おそらくその研究もあるのでしょう。しかし、どうすれば良いのか、明確に …

■読み書き能力を各自が検証すべき時代 続きを »

      1 50頁を超える充実したインタビュー 映画をあまり見ない人でも、淀川長治という人は知っています。最近では、知らない人もいるようですが、この人の書いたものは残るはずです。『映画が教えてくれた大切なこと』のインタビュー「映画がみんな教えてくれた」は50頁 …

■映画は感覚を鍛えてくれる:淀川長治『映画が教えてくれた大切なこと』での発言 続きを »

      1 入試項目からデッサンを廃止した結果 絵の基礎となるのは、デッサン力だろうと思います。美大の入試にデッサンは必須でしたが、芸大では、あるときからデッサンの項目がなくなりました。デッサンは基礎だから、やるのは当たり前で、その先を見るという発想があったと …

■デッサンをめぐる画家の発言から:実体を見出す訓練 続きを »

      1 吉川幸次郎の書簡 論語をきちんと読みたいという人たちが、たくさんいます。私もその一人ですが、そう簡単にいきません。定番の一つは吉川幸次郎の解釈のものでした。最近では、宮崎市定のものも注目されています。この点、宮崎市定全集の月報に面白い文章がありまし …

■論語「為政第二」の「吾十有五にして学に志ざす」の解釈:吉川幸次郎と宮崎市定 続きを »

      1 新しい芸術を作り上げる試み 小説にしても、クラシック音楽にしても、20世紀に入って、急速にピークを打ったと感じさせることになりました。油絵の世界も、同様です。しかし20世紀に書かれた解説書を見ると、現代音楽の比率が異様に大きく、20世紀美術の扱いが …

■20世紀絵画で飛び抜けた画家・マティスのアプローチ:高階秀爾『近代絵画史(下)』から 続きを »

      1 「後出の研究ほど有益」…ではない 日本古代史については、以前に書いたことがあります。資料が少ない中で、いかにより正しい姿を描けるのか、そのアプローチが興味深くて、関心があるのです。この場合、新しい情報、見解ほど正しいというわけではありません。その点 …

■すぐれた日本古代史の基本書:井上光貞『日本国家の起源』 続きを »

     1 デジタルの専門家の勉強会 デジタルの各分野の専門家たちが、生成AIについて、各種の勉強会を行っているようです。組織的なものから、個人的なつながりの勉強会まで、さまざまな形で、生成AIについて議論しているというお話を聞いています。かなり切実な状況にある …

■生成AIの読み書き能力:一番のベースになる基礎学力について 続きを »

       1 自分のナイーヴさに気づく 坂村健はTRONプロジェクトのリーダーでした。TRONは仕様をオープンにした日本発のOSであり、現在でも組み込みOSとして広く使われています。しかし、よくぞ御無事でという気もしないではありません。嫌がらせのようなことも受 …

■坂村健のふりかえり:『不完全な時代』の「はじめに」から 続きを »

     1 なぜ日本株式が上昇しているのか? 日本の株式市場が、少し前から急速に上昇しています。日本だけではないのですから、そう驚くことではないのかもしれません。しかし、以前の低迷していた株式市場を、若者たちでも知っています。高市政権になってからの上昇率が高いの …

■なぜ日本株式が上昇しているのか?:中国の成功モデルの終焉と製造業 続きを »