■梅棹忠夫『文明の生態史観』とモンゴル帝国
1 衝撃的だった「文明の生態史観」 梅棹忠夫の『文明の生態史観』は重要な書物と扱われているようです。『新・現代歴史学の名著』にも取り上げられています。樺山紘一は、最初の論文が1957年に[掲載されたとき、日本の論題には大きな衝撃がはしった]と解説に書い …
1 衝撃的だった「文明の生態史観」 梅棹忠夫の『文明の生態史観』は重要な書物と扱われているようです。『新・現代歴史学の名著』にも取り上げられています。樺山紘一は、最初の論文が1957年に[掲載されたとき、日本の論題には大きな衝撃がはしった]と解説に書い …
1 私たちはどちらに進んだらよいのか 前回、コロナ下での在宅勤務について心配する幹部クラスの人の話を書きました。そのとき問題になっていたのは、私たちはどちらに進んだらよいのか…ということです。簡単にはわからないでしょうが、補助線になること、ヒントになるこ …
1 孔子は聖人とは言えない 『論語』という書物は、多くの人に知られていながら、なかなか分かったという気にならない本です。間違いなく魅力的な本ですし、大切な本に違いありません。高校時代に宮崎市定の『論語の新研究』を読んだときに、宮崎の解釈に、あっと驚きまし …
1 人権の名講義 私たちは普段、人権について考えることがほとんどありません。ときどき国際的な問題として考えることがある程度でしょう。以前、学生が人権についてのレポートを書こうとしていたことがありました。文学部の学生でしたから、それは難航するでしょう。 そ …
1 世界史の誕生 岡田英弘は「現代中国と日本」で世界史の誕生について語ります。[十二世紀までは、歴史の舞台は東アジアの中国とその周辺地域と、地中海沿岸だけだったのが、十三世紀にモンゴル帝国が出現してからは、ユーラシア大陸全体が一つの歴史の舞台になった]。 …
1 紀元前221年が中国の歴史のはじまり 岡田英弘は知る人ぞ知る圧倒的な学者です。朝鮮史・満州史の研究をやり、モンゴル学を学び、中国史の研究へも手を広げています。26歳のとき史上最年少で、日本学士院賞を受けました。その二年後に、父親の正弘が薬理学で学士院 …
1 乱読に転向するきっかけ 外山滋比古に『乱読のセレンディピティ』という本があります。[本はナメるように読むのがよい][難しい本を、じっくり、丁寧に読む。なんなら、二度読み返すくらいにするのがためになる、そう思っていた]と文庫版のはしがきに書いています。 …
1 情報量の問題 新形コロナの緊急事態宣言により、6月の業務マニュアル講座がオンラインのみでの講義になりました。会場で受講される方の反応を見ながら講義できないのは、残念なことですが、何度かこうした機会がありましたので、こちらも対策をたてないといけません。 …