■卓越したリーダー養成講座を行ってきました

     

1 飛び抜けたリーダーの話

コロナ以前から、何度となく勉強会をやってきました。ことにIT業界で圧倒的な成果を上げてきた企業幹部の方からは継続して、システム開発がどんな様子なのか、どうすべきかといったことを教えてもらっています。こうした核になる人の話が蓄積してきました。

ある種のモデル化ができ上がるときには、核となるストーリーが何となく見えて来ることがあるようです。一つの核となる話が、何人かの飛び抜けた人達のお話と結びついてきました。顧客満足度の高い仕事をしてきたリーダーは、何をどうしたのかというお話です。

実際に成功してきた人の方法は、自然に形成されてきたものでしたが、理にかなっているもののように思いました。これが今回の講座の核となっています。顧客から業務をきちんと聞き出すという当たり前のことを徹底してやることがポイントです。

      

2 業務の理解が圧倒的

業務を聞き取る場合、その業界の業務についての理解が圧倒的だったならば、的確な聞き取りになるのは当然でしょう。圧倒的な人は、自分の専門領域を作ってきた人でした。こういう人達は、何でもできますではなくて、この分野なら得意ですというタイプです。

得意分野なら、顧客が知らないことまで知っていることがあります。他社でのシステム導入に関して、成功した場合と、失敗した場合を検証していたなら、もはや顧客は知りようのない話でしょう。こういう理由で、こちらがおすすめですと言うことが可能です。

お客さんの側が、あの人の話を聞くと得をする、勉強になるということになれば、もはや卓越したリーダーということになります。また話に来てよということです。話をしに行けば、あれやこれやのやり取りの中で、また仕事をお願いされることになります。

      

3 マネジメントのエッセンス

システム開発の場合、システムの技術が一定以上あることは前提ですし、継続して勉強していく必要があるのも当然です。飛び抜けるためには、さらにその先があります。業務の理解に基づいた顧客の要望の聞き取りが勝負を決めるということです。

いまはもはや余裕のない時代になりました。かつて、顧客の会社に何年も常駐して、優秀な人から仕事を教えてもらったという話を聞いたことがあります。しかしもはや、そうした恵まれた環境で仕事をすることなど、ほとんど期待できません。

短期間で業務を理解する必要があります。これは業務マニュアルを作るときにも要求されることです。十分に聞き取りをして、その聞き取りの内容を理解した上で、それを記述して、業務を「見える化」することになります。これをシステムで実現することです。

こうしたことを実践してみると、意外にも経営学の本に書かれた理論や方法など、使えないということに気づきます。実際に使えるマネジメントのエッセンスは、また別のところにあるということです。今回の講座では、そんなお話もしてみました。