1 ガッカリした個展 知り合いの画家が個展を開催して、たくさんの絵が売れていました。絵を教えている人ですから、教え子にあたる人たちが購入してくれたとのこと。コロナ騒動も落ち着いて、ここ数年、絵が売れるようになっています。このこと自体は、よいことです。 …

■個展を見た後に思い出した学者の話 続きを »

       1 「ポスト・インダストリアル社会」 ポスト・モダンという言葉が、かつて流行りました。何となく目新しいコンセプトのような気がしたものです。ところが、その実態は明確にはなっていません。それよりも前に、ダニエル・ベルが『ポスト・インダストリアル社会の到来 …

■「ポスト」考:ポスト・モダンがいまだ存在しない理由 続きを »

        1 1973年の対談「日本宰相論」 論文と比べて対談は気楽なものですから、ときに一筆書きで、一番の基本を語ったものになることがあります。そうした対談を見つけました。『歴史を考える』にある司馬遼太郎と山崎正和の対談です。1973年の対談ですから、50 …

■山崎正和と司馬遼太郎による「日本宰相論」:政治家を評価する視点 続きを »

      1 業務マニュアルと改善・改革 業務マニュアルは、改定を前提とするものです。ビジネス環境は変化していきますし、より良い仕事の仕方を考えていく必要がありますから、業務をつねに見直すことになります。業務マニュアルを作るということは、業務を標準化するというこ …

■業務マニュアルの作ることは業務改革を行うこと 続きを »

      1 問題をチャンスにして成果をあげた人 目の前に起こった問題に対して、これはチャンスだと思うことは、簡単ではありません。実際に問題が起きていますから、対処する必要があります。同時に、その対処方法が適切なものならば、今後に生かせるようになるはずです。だか …

■失敗をチャンスにした人達の話から:検証の前提を作ること 続きを »

       1 優れた言語学者 千野栄一 千野栄一は優れた言語学者だったと思います。専門家でないものが評価するのはどうかと思いますが、一般向けに書かれた本からは、すぐれた学者の資質がうかがえました。学ぶ側ですから、素直に、その言うところを読みたいという気持ちがあ …

■FSP(文の現実分析)の解説と日本語の例文:千野栄一の説明のズレ 続きを »

      1 ビジネス環境の厳しさ 昨年来、サービス業はあまり景気のよい話ばかりではなくなっていました。今年に入ってから、その傾向が明らかになってきた感があります。メーカーやIT企業の方はまだ強かったのかもしれません。しかし、徐々に苦労しだしている感じを持ちます …

■好景気と名君:政治の良否と景気の波について 宮﨑市定『中国史』から 続きを »