■若者との対話:参議院選挙後、総裁選前の発言
1 顔と名前が一致する候補は一人
今年の夏、参議院選挙前から何人かの若者たちと政治の話をすることがありました。別の話の合間に、ぽろっと漏れる話にすぎません。しかし、あまりに世の中の報道と違うので、驚いていました。このことについては、以前、ブログに書いたことがあります。
7月22日に「若者の投票行動についての印象:驚くべき安倍元総理への高い支持」を書きました。その時、[今回の参院選挙が、今後に起こる大きな変化の契機になるように感じます]と書いています。自民党総裁選に関して、その通りに推移しているようです。
若者の基準はシンプルでした。[安倍路線の継承か、それ以外かということです]。現在、自民党への期待がなくなってきています。ノンポリの若者達に聞くと、総裁選の候補者の顔と名前が一致するのは、まったく期待されていない小泉進次郎候補だけでした。
2 小泉候補だけが注目されている
世の中では、次の自民党総裁が小泉氏になるのか、高市氏になるのかという風に注目されています。ところが、高市さんの名前は、思ったほど知られていません。あの女の人という扱いなのに驚きました。彼らに注目されるほどには、まだ扱いが多くないようです。
高市さんはどういう人なのかと聞いてくるので、安倍路線の継承者だというと、そんな人がいたのかと驚いていました。それなら支持すると言うのです。投票する権利がないうえに、誰がいいのかわからないから、小泉氏一人だけを見ていたということでした。
小泉候補だけが一人だけ飛び抜けて注目されています。そして、一人の例外もなく、全員が徹底的にバカにしきっていて、絶対的な不支持です。自分の言葉で語れるはずないということを見破ってしまうと、その人が何を言っても、もはや通じないのでしょう。
3 総裁選に冷ややかな視線を向ける
参院選挙前に話を聞いた若者たちが、選挙後の混乱をどう見ていたのか。当然のことながら、ポジティブなはずはありません。さらに、安倍首相暗殺後の岸田内閣のときから、岸田不支持だった若者たちが、石破内閣を成立させた責任者として、岸田氏を見ています。
8月終わりから、別件で話をしていた時に、ふと漏らす言葉は、辛辣というほど強い調子ではなくて、ひどく冷静でした。岸田・石破という内閣が続き、この路線を継承する内閣ができるのかもしれないと、冷ややかな視線を向けているといったところでした。
以前、期待が集まっていた菅元首相に対しては、もはやすっかり忘れてしまっています。そういう人がいたかもしれないという程度の扱いでした。やはり安倍路線を継承する人というだけの注目だったようです。そして高市さんの名前は、まだ記憶されていません。
小泉内閣ができても、長続きしない気がしてきました。何かが大きく変わってきています。参議院選挙で、ノンポリの若者が初めて選挙に行き、岸田・石破路線にはっきりノーを突きつけました。総裁選後、彼らは何を言うのでしょうか。興味深いことです。
