1 敬語がきちんと使える人は例外 敬語が使えない人の話は、もうずいぶん前から聞かされていると思います。いい年して、まともな敬語が使えないと言われる人が、職場にもいたはずです。しかし、もはや多くの人が、まともな敬語が使えなくなっています。若者は、たいて …

■生成AIが敬語の簡略化を促進するのではないかという予感 続きを »

      1 「主題」という概念 「象は鼻が長い」という文を見て、おかしな文だという人はいません。しかし、微妙な感じを持つ人がいるはずです。このセンテンスで目立つのは「象」なのに、文末の「長い」に対応するのは、「象」ではなくて「鼻」ですから、何となく通常の文とは …

■「主題」という一対一対応のオモチャ文法:「は」「が」の機能 続きを »

     1 例文「この日に開催するのは、タイミングが悪いです」 もしも、「この日に開催するのは、タイミングが悪いです」という文があったとしましょう。主語になる言葉は、何か…という問題が出されたら、答えはどうなるのか、気になります。「この日に開催するのは」であるか …

■沈黙させるドリル問題:「この日に開催するのは、タイミングが悪いです」の主語 続きを »

      1 主語・述語がわからない 日本語文法の通説によると、日本語の主語というものはないということになる様子です。少なくとも主語の定義が明確になっていません。以前、成績の良い学生が、日本語文法について、主語と述語がわからないと言っていました。定義がないという …

■忘れ去られた日本語文法:リーダーたちの再教育を 続きを »

       1 その気にさせるだけの主題概念 日本語文法では、助詞「は」が主題を提示する機能を持つということになっています。そういうつもりで見れば、たしかにそんな気がするでしょう。「は」がついて主題となった言葉の後には、解説・説明が来るということです。こちらも、 …

■日本語文法の主題概念の曖昧さ:間違った前提 続きを »

        1 図解も文章も思考の整理が基礎 図解講座をする実施する際に、担当者が「思考の整理」という文言を講座名に入れてくれました。講義の中で「思考を整理して…」という言い方をしていましたが、私には講座名に入れる発想がありませんでした。どうやらこれはよい影響 …

■思考の整理と表現の工夫:二系統の形式を持つ日本語 続きを »

      1 画家は職業ではない 今年に入ってからも、知り合いの画家たちの個展やグループ展が開かれています。現役の画家たちが、油絵作品を中心に展覧会を開き、それを見に行く人がいるというのは、めずらしい話ではないでしょう。しかし、これは当たり前のことではないかもし …

■現役の画家が活躍する環境:日本文化の基礎を支える絵画 続きを »

      1 なつかしい『大野晋の日本語相談』 ずいぶん昔に読んだ本が出てきました。『大野晋の日本語相談』(朝日文庫)です。週刊朝日で読者からの日本語についての質問に対して、井上ひさし、大岡信、丸谷才一とともに、大野晋が答えていました。1986年から1992年ま …

■助詞ハの機能(役目)と主語概念:同列に扱うことのおかしさ 続きを »

      1 ハイコンテクスト文化 日本語のことを考えると、日本の文化がお互いにわかりあう枠の中で形成されてきたことを感じます。わかるという前提で、細かい注釈をつけずに語る形式です。わかっていることに関しては、言わないこと、記述しないことが原則になっています。 …

■日本人の行動様式の変化と日本語:エドワード・T・ホール『文化を超えて』から 続きを »

      1 「です」の思考 最近の文章は、「です・ます」で書かれるものが多くなってきています。このブログでも、「です・ます」が原則です。読む人を意識して、話しかけるようにという場合、「です・ます」になります。「です・ます」と「である」は使い分けが必要です。 内 …

■「です・ます」と「である」の使い分け 続きを »