1 貴重な貝塚茂樹のインタビュー 貝塚茂樹の本をあまり読んだことがないので、安達忠夫の『素読のすすめ』にある貝塚へのインタビューは、貴重なものでした。日本語の形成について、内藤湖南の考えを使って説明しています。もとは貝塚の『日本と日本人』にあった話で …

■内藤湖南の「ニガリ説」と日本語:貝塚茂樹のインタビューから 続きを »

       1 音の響きとリズムが、耳を通して心に浸透 安達忠夫の『素読のすすめ』は、大切にしている本です。かつて小学一年生に作文を教えていましたから、何となくわかることがあります。学問的な根拠があるかどうかよりも、目の前で見てきたことが、その通りだと思わせるこ …

■読み書きの習得、日本語の形成について:安達忠夫『素読のすすめ』から 続きを »

      1 読む量が増えると読む質が上がる 読むことの有利さを、意外に意識していない人がいます。書くよりも読むほうが楽です。そんなことは分かっているでしょう。その上、書くときの基礎は読むことですから、読むことは必要不可欠です。読むことに、それほど負担を感じない …

■読むことの有利さ:量が質に変わるということ 続きを »

     1 声に出して読めることの重要性 今ではほとんどなされなくなった素読という方法がありました。声を出してテキストを読む方法です。このとき意味がわかっている文章ではなくて、読み方がわかるだけのテキストを使っています。意味がわからなくても、読むことは確かにでき …

■日本語におけるリズム感の重要性:素読という方法について 続きを »

      1 圧倒的な実力者が作ったシリーズ 『日本語の歴史』シリーズは、1960年代のものですから、ずいぶん古いものではあります。しかし、いまでも最先端の議論だと思うところのある本です。不思議な気もしますが、編集の中心が亀井孝、執筆者に河野六郎がいますから、当 …

■河野六郎の「用言複合体」と「体言複合体」:『日本語の歴史7』から 続きを »

      1 問われる生成AIを使いこなす能力 ビジネス文・技術文の正しい書き方講座を8月4日に行ってきました。文章を読み書きするのは、基本的なことですが、生成AIの活用が拡がり、今までとは違った意味合いを持ってきたようです。生成AIを利用しない手はないでしょう …

■文章講座を終えて:生成AIとの共存のために 続きを »

       1 生成AIを使わない手はない 昨日講義のテキストが印刷に回り、ひと安心したところです。生成AIの急速な発展と拡大のため、日本語の使い方にも、様々な変化が起こってきたように思います。生成AIが作った文書が、最近ではめずらしくなくなりました。それに気づ …

■生成AIの機能が邪魔になる場合:上位2割の人たちへの期待 続きを »

       1 成果に基づいたある種の常識の形成 失語症の会にいたのは、20世紀の終わりから21世紀が始まる頃までの10年ほどの間でした。2000年を少し過ぎたころ、おそらく2005年頃から、急速に脳の研究が広まっていった印象があります。もしかしたら「脳トレ」が …

■脳の出力と入力:インプットとアウトプットの連携 続きを »

       1 実力養成とは無縁の読解問題 新井紀子著の『シン読解力』という本があります。昨年、話題になっていたような気がしましたが、さらって読んだだけで、忘れていました。あまり縁のない本だという気がしたのです。読解力をチェックする文章が、あまり適切でないと思っ …

■新井紀子『シン読解力』を読んだ印象:不適切な問題と解説 続きを »

       1 生成AIの文書作成能力の実験 文章講座がありますので、少し実験をしています。テキストの構想を立てながら、どうしても気になることがあったので、知人の専門家に相談しながら、生成AIの文章作成能力を確認してみました。自分の書いたテキスト用のメモを素材に …

■エッセンスが適切に抽出できない生成AI:お話にならない文書作成能力 続きを »