■油絵教室を運営しながら気づいたこと

     

1 小さな油絵教室を主宰

主宰している油絵教室が2月で18年目に入ります。思ったよりも長続きしたものです。最初は、金曜の夜の活動でした。平日の夕方というのは、かなり無理をしないと継続できません。東日本大震災をきっかけに、日曜日に活動日を変えることにしました。

地震の時と、コロナの時期は場所の確保ができなくて、いくつかの会が活動停止になったとのこと。私たちは何とか活動を再開しましたが、いったん休みが入ると、簡単に元には戻らないものです。コロナの終息後に、やっと平常運転になってきました。

非営利の組織ですから、制約がかなりあります。狭いところでの活動ですから、人数の上限がありますし、一方で、最低人数を確保しないと運営に苦労するのです。目指すレンジが狭い中で、幸い何とかやりくりできました。ボランティアのご協力のおかげです。

     

2 本気の人は1割強

非営利組織の場合、賛同してくださる方々がいるかどうかが勝負を決めることになります。活動を充実させて、この教室がなくなったら困るという状況になるように、活動を充実させることが基本です。やはり人に依存することになります。特に会員が問題です。

コロナの後、じょじょに参加したいという人が増えてきました。長期の活動を希望する人のみに入会をお願いしましたので、お問い合わせのあった人の3割か4割の入会だったと思います。しかし入会後、絵に取り組む姿勢が大きく違っているのに驚きました。

楽しみ、気晴らしということを重視する方と、上達したいという方々の違いは、もうどうにもなりません。上達したい人たちに焦点を合わせるしかないと思いました。そうなると、楽しみ重視の方々は、自然におやめになっていきます。1割強が残りました。

     

3 消費でなく投資

仕事を持ちながら、何かを習おうとしたら、やはり一定の期間続けないと、成果は上がりません。活動が楽しくなかったら続きませんが、それだけでは継続できないようです。活動を消費だと思っていたら続きません。投資だと思わないとダメだろうと思います。

最初から、どのくらいの人が、どんなことを求めて、どんな風に活動したらよいかということは、分かるはずもありません。よいと思うスタイルで活動をしながら、修正を加えていくことになります。ある程度の長い活動のなかで、自然に収斂していきました。

小さな会ですから、ちょっとしたことで大波に襲われたようになります。地震もコロナも大波でした。それでも、新規に入会したいという人がいるなら、何とかなります。本気で活動しようと思う人は1割強です。その人たちが定着するなら、安定していきます。

絵に限らず、上位1割の人たちが充実した活動を続けていけるのなら、どこかで落ち着いてくるようです。こういう人たちなら、画家もきちんと教える気になるでしょう。小さな教室ですが、活動を続けていると、いろいろなことが見えてくるものです。