1 マネジメントの哲学とよぶ管理手法 ドラッカーの著作をある程度読む人ならば、自己管理による目標管理つまりは自己目標管理という言葉を聞いたことがあるかもしれません。ドラッカーが『現代の経営』で示したものでした。[マネジメントの「哲学」と呼ぶべきもの …

■ドラッカーの「自己管理による目標管理」がめざしたもの 続きを »

      1 ビジョンと目標の関係 ビジョンが目標に先だつのは、自然なことだろうと思います。目指すべき具体的な姿がビジョンであり、それを客観的に定義するのが目標だからです。前回、星野リゾートのビジョンの例を挙げました。「リゾート運営の達人」がビジョンだということ …

■ビジョン・目標の機能:ワクワクさせる何かを示すこと 続きを »

      1 マネジメント用語の定義 マネジメントの用語をきちんと定義するのは、案外難しいことです。目標と言う用語は、普通の言葉として理解できるはずですが、マネジメントでいう目標は、少し違ったものになります。明確性がなくては目標ではないという条件が加わるのでしょ …

■ビジョンとはどんなものか、目標とはどんなものか:マネジメントの基本について 続きを »

      1 主語論争の例文だった「象は鼻が長い」 かつて「象は鼻が長い」という例文について、主語は何かという論争があったそうです。もはや、ほとんどの方がそんなことなど知らないでしょう。しかし、この形式の文をどう解釈するかは、現在でも明確になっているわけではあり …

■文末におけるカテゴリーの省略:かつての論争「象は鼻が長い」 続きを »

      1 センテンスの要素:主役・文末・補助・TPO 日本語を文法的に分析するときに、センテンスの骨組みをつくる中核を主語・述語の関係から、主役・文末の関係と捉えるという話を前回しました。文末の主体にあたるものが主役です。「主役+文末」だけでセンテンスが成立 …

■日本語の文法分析と文章の修正力:文章が読めるとは? 続きを »

      1 日本語の「述語」概念 日本語の文法は、長い時間をかけて様々な見解が積み上がってきています。学校文法で前提となっている主語・述語の概念についても、簡単に統一見解ができていません。そのため、その先の展開がうまくいかないということがありそうです。 主語概 …

■日本語の要素を表す用語:日本語の文法的分析について 続きを »

     1 日本語での文法分析 清水幾太郎は『論文の書き方』「日本語を外国語として取扱おう」で、フランス語での文法的分析について語っています。ご本人は外国語を学ぶ過程で、日本語の文法構造について考えることになったとのこと。日本語での文法的分析はどうあるべきでしょ …

■日本語の文法分析の実践と効果: アミラーゼ問題を参考に 続きを »

      1 形式的パターンが内容に先立つ 私たちは言葉を話すとき、特別意識して話してはいません。ある種のパターンが身についてしまえば、そう苦労なく、形式に当てはめることが出来てしまっているようです。そうなってしまえば、あとは内容が問題になります。形式が内容に先 …

■日本語の基本パターン:「誰・何・どこ・いつ」と「は・が・を・に・で」 続きを »

     1 小学生が文法分析をするフランス 日本語を外国語のように扱うように主張したのは清水幾太郎でした。『論文の書き方』の中で、フランスの事例をあげています。フランスでは小学生の時に「フランス語」という授業があって、そこで[既に小学校で文章の文法的分析を教えて …

■日本語の文法分析の基礎:助詞「は・が・を・に・で」 続きを »

      1 理系は数字に強いのか 文系、理系という分け方に、ときどき戸惑いを覚えることがあります。文系だろうが理系だろうが、経済指標を見るのは当たり前ですし、企業の決算から始まって、ビジネスでは数字がわからなかったら、どうにもなりません。理科系の人が数字に強い …

■数字のセンスについて:新型コロナの感染者数を事例にして 続きを »