■よくできた哲学書の一筆書き:鷲田小彌太『超要約で世界の哲学を読む』
1 わかりやすいカント『純粋理性批判』の説明 鷲田小彌太『超要約で世界の哲学を読む』にあるカントの『純粋理性批判』の項目がとてもわかりやすく書かれています。かつて手に取って、読み続けられずにお手上げになった本です。解説書などを参照して、たぶんこうだろうと …
1 わかりやすいカント『純粋理性批判』の説明 鷲田小彌太『超要約で世界の哲学を読む』にあるカントの『純粋理性批判』の項目がとてもわかりやすく書かれています。かつて手に取って、読み続けられずにお手上げになった本です。解説書などを参照して、たぶんこうだろうと …
1 「目標と手段」と「目的と手段」 前回、民法についての一筆書きを、池田真朗『民法への招待』で見てみました。池田は、民法と経済原論を比較して、規範意識の有無を指摘しています。経済原論のような「科学」を目指す学問領域の場合、かくあるべしという規範がないの …
1 作者が滲み出ること 俳句は主観が入るものだと『俳句 四合目からの出発』で阿部ショウ人が書いていました。川柳は傍観的だそうです。主観が入らないものを「記述俳句」と阿部は呼んでいます。[ありのままを「記述」]するだけでは[俳句では失敗作となります](p …
1 敗北したロシア プーチンのロシアによるウクライナ侵略がまだ続いています。もはやロシアに勝利はありません。ソビエト帝国の崩壊を予測した小室直樹は、ロシア=ソビエト軍は弱いということを前提としていました。ロシアが勝つのは10倍くらいの圧倒的な戦力の場合の …
1 述語の概念よりも使える文末概念 日本語の場合、文末に述語が置かれるために、述語と文末が同じ扱いになりがちです。しかし文末+ムード(モダニティ)というのが既存の文法では通説的に扱われてます。「来る・だろう」の「だろう」は述語ではなくてムードだというこ …
1 センテンスの要素:主役・文末・補助・TPO 日本語を文法的に分析するときに、センテンスの骨組みをつくる中核を主語・述語の関係から、主役・文末の関係と捉えるという話を前回しました。文末の主体にあたるものが主役です。「主役+文末」だけでセンテンスが成立 …
1 日本語の「述語」概念 日本語の文法は、長い時間をかけて様々な見解が積み上がってきています。学校文法で前提となっている主語・述語の概念についても、簡単に統一見解ができていません。そのため、その先の展開がうまくいかないということがありそうです。 主語概 …
1 日本語での文法分析 清水幾太郎は『論文の書き方』「日本語を外国語として取扱おう」で、フランス語での文法的分析について語っています。ご本人は外国語を学ぶ過程で、日本語の文法構造について考えることになったとのこと。日本語での文法的分析はどうあるべきでしょ …