1 「ミスター半導体」西澤潤一 西澤潤一という学者を知らない人が多くなっています。ノーベル賞を獲るのは当然、そんなレベルではないという存在でした。残念ながら受賞もされず、評価もまだ圧倒的ではありません。しかし長期で見れば、この人が評価をされることになる …

■敗北の原因、東芝に限らない問題:「ミスター半導体」西澤潤一の指摘 続きを »

       1 一番ベーシックな教科書 『星野リゾートの教科書』という本で、星野佳路(ホシノ・ヨシハル)社長は古典的な教科書をきっちり読んで、教科書通りに経営すると語っていました。マイケル・E・ポーターの『競争の戦略』から始まって、コトラーだの、なかなか大変そう …

■星野佳路(星野リゾート社長)が経営者人生で最も影響を受けた本:『社員の力で最高のチームを作る』 続きを »

        1 ネスレを世界的企業にしたヘルムート・マウハー ネスレを世界的企業にしたヘルムート・マウハーは[経営書はいくらでもあるのに長たらしい研究書の類をもう一冊追加しても意味がない](p.3)と考え、[その代わり、経営者のためのガイドブックを書くこと]に …

■基本原則を作るときのお手本:ヘルムート・マウハー『マネジメント・バイブル』 続きを »

      1 柳井正の「最高の教科書」 ハロルド・ジェニーンの『プロフェッショナルマネジャー』は1985年に日本語訳が出版されたとのこと。その年、ユニクロの柳井正はこの本を読んでいます。2004年に再び出版された時には、柳井の「はじめに」と「付録」がつけられてい …

■ユニクロ柳井正の経営論のエッセンス:『プロフェッショナルマネジャー』の解説から 続きを »

       1 顧客と利益 マネジメントというのは、成果を上げるためのものです。成果を測る場合、基本になるのは顧客と利益ということになるでしょう。ただし、これは営利組織の場合に言えることです。非営利組織の場合や自己マネジメントにおいては、修正が必要になります。 …

■成果を測る基本:顧客と利益 続きを »

       1 「経営理念」と「ビジョン」 ビジョンという言葉がビジネスでは使われます。必ずしも明確な定義がなされていません。一般的な用語として使われています。「洞察力」とか「将来の構想」といった意味で使われているのでしょう。標準的な定義がなくとも、そこで語られ …

■「ビジョン」とはどういうものか:セコム創業者飯田亮の考え方 続きを »

    1 問題の要因発見に有効な細分化 物事を分析するときに、要素を細分化していくアプローチは、現在でもしばしば使われています。要素を細分化することの効果には、どんなものがあるでしょうか。おそらく一番基本的なものは、問題に対して関係ある対象であるか否かを決定する …

■要素の細分化と「見える化」 続きを »

       1 マネジメントの勉強 少し前から、マネジメントの勉強をする人が何人か出てきています。マネジメントの本を読みだしているわけではありません。責任のある地位についていて、そのなかで実際に何かを始め、その検証をしながら、マネジメント向き合っているのです。 …

■類推・アナロジーの利用:マネジメントを考えるアプローチ 続きを »

       1 アップルの成功事例 多くの本や記事でアップルの成功事例が取り上げられています。あまりに巨大な組織ですから、そう簡単にまねできるものではないでしょう。しかし知らないうちに、それらを例にして、自分たちのビジネスについて語っていることがあります。 アッ …

■アップルに関する本で一番のおすすめ:『ジョナサン・アイブ』 続きを »

      1 「はじめて読むドラッカー」シリーズ ずいぶん前に教え子たちに話したことなので忘れていたのですが、ふと思い出して専門職の人に、こんな話をしました。ドラッカーの著書からエッセンスを集めた「はじめて読むドラッカー」シリーズがあります。上田惇生がドラッカー …

■マネジメントのエッセンス:示唆に富む「はじめて読むドラッカー」シリーズの題名 続きを »