1 どういう環境下での成功か 成功体験が邪魔することがあるのは、お聞きになったことがあるでしょう。あるいは自分でも思い当たる経験をしたことがあるかもしれません。こういう実感として正しいことは、マネジメントを考えるときに大きなヒントになることでしょう。 ビ …

■何度も成功している人たちとの会話から:偶然性と成功確率 続きを »

       1 ドラッカーは何も証明していない 最近、ドラッカーの本を以前ほど読まなくなりました。ドラッカーの考え方はもうすでにしみついていますが、別のルートからマネジメントを考えたいと思っています。ちらっとそんな話をしたら、ドラッカーはアメリカでは相手にされて …

■ドラッカー・マネジメントと日本人のマネジメント関連の著作 続きを »

      1 大半の「戦略」は無意味 思いのほか戦略について、関心を持つ方がいらっしゃいます。勉強会をおやりになっている人から、戦略についてのお話を聞きました。たいていの場合、会話が成り立ちません。三品和弘『経営戦略を問いなおす』に書かれていたことを思い出します …

■「戦略」というお遊び:あるオーナー経営者の話 続きを »

       1 『失敗の科学』と『失敗学のすすめ』の基礎 マニュー・サイドは『失敗の科学』で、自由市場のシステムが成功しているのは、失敗が少ないからでなくて、多いからだと記していました。失敗を基礎にして試行錯誤を繰り返し、改善を積み重ねていくことにより、大きな成 …

■マネジメントを考えるときの教科書:西堀栄三郎『石橋を叩けば渡れない』 続きを »

      1 失敗が多いという自由市場の優位性 マニュー・サイド『失敗の科学』は2016年に出た本ですが、未だに読まれています。多くの方が読んでいる本ですから、様々な点に関心がもたれてもおかしくありません。題名からすると、この本によって失敗を減らせるだろうと期待 …

■失敗があるから成果が上がる:マニュー・サイド『失敗の科学』から 続きを »

       1 申し込みペースの変化 図解作成講座(9/10-24)の講義をしてきました。たくさんの受講者の方にご参加いただいて、感謝しております。どうやら今年度で一番おおぜいの人にご参加いただけた講座になったようです。オンラインと会場との、いわゆるハイブリッド …

■ドラッカー「事業の陳腐化」(The Theory of the Business)と図解作成講座 続きを »

      1 リニューアルが必要な仕事 サービス業に従事する知り合いから、いささか困った、という連絡が少し前にありました。売り上げが落ちていて、製品もサービスもリニューアルしないといけなくなっているとのこと。ところが会社では、そちらに力を注いでいないというのです …

■根本的な改革・新しい発想を活かすために:典型的な失敗事例 続きを »

       1 ビジョンが見えてこない 昨年の12月に、アジア各国の留学生の人達から、日本の次の首相は誰になるのでしょうかと聞かれたことがあります。もはや岸田首相が再選される可能性はないという前提での質問でした。しかし、次が誰なのか、候補もわからないのは不思議だ …

■政権の交代が生じる要因:新しい人・新しいやり方 続きを »

       1 フルトブェングラーの意図 ビジネスの話とは一見、なんの関係もないような話を読みながら、しかしビジネスも同じだなあと思うことがあります。これは音楽の演奏に関することです。『ウィーン・フィル 音と響きの秘密』で中野雄(タケシ)が、恩師の丸山眞男の疑問 …

■「楽譜には忠実だけど、音楽的に誤り」:マネジメントのエッセンスに通じる言葉 続きを »

      1 マーケティングの勉強のために マーケティングの勉強をしたいという若い人が、思いのほか多くいるようです。マーケティングで負けているという意識があるからなのかもしれません。ただし、教科書もないようですし、私に話をしてくださる皆さんは、相当苦労している様 …

■マーケティングの基本「WHO」「WHAT」「HOW」:和佐高志『殻を破る思考法』のポイント 続きを »