1 福井謙一の「一行で書け」 たいていの本は、さらっと読んだだけで、特別な記憶にも残らないで、再読しないまま終わってしまいます。あとで、その本に言及したお話を聞いて、すごい本だったのだとか、こんな大切な話が書かれていたのだと、気づかされることが何度かあ …

■「ハイルマイヤーの質問」:山本尚『日本人は論理的でなくていい』から 続きを »

      1 営業担当になった若手リーダー 若手のリーダーが今年から新たに営業担当になりました。営業推進部というような名前の部門です。ここのリーダーですから抜擢なのでしょう。そこで営業の基本を叩きこまれたようです。しかし戸惑いました。話を聞いてみると、どうも様子 …

■利益の目的化と顧客の獲得:若手リーダーの話とドラッカー 続きを »

       1 戦術は戦略を出現させるためのパーツ 戦略があって、戦術があるという考えもありますが、反対の考えもあります。どちらもありというべきでしょう。トップダウンと、ボトムアップのアプローチの違いです。しかし戦略論の多くは、トップダウン方式を取ります。リーダ …

■戦術と戦略は支柱と平面の関係:明石散人『真説 謎解き日本史』から 続きを »

       1 目的は「収益改善のため」? 少し前、マネジメントの勉強をしている若手リーダーが、新たな仕事についての文書を作っていました。新たな仕事の業務内容を明確にしてほしいという要望があったとのこと。チームが結成され、その人たちが新年度から仕事を始めます。そ …

■業務の目的を「収益改善のため」とした若手リーダー:目的と目標 続きを »

       1 『世界の名著 48』 上山春平の解説 ビジネスの基本的な哲学があるとしたら、プラグマティズムであろうと思います。マネジメントの基礎に、この考えがなかったら、理論構築はできそうにありません。逆にいえばプラグマティズムの理論を意識しないで、マネジメン …

■プラグマティズムのエッセンス:上山春平の解説『世界の名著 48 パース・ジェイムズ・デューイ』 続きを »

      1 役に立たないマネジメントの本 若者がマネジメントの勉強を始めました。マネジメントの本には、定番の教科書がありません。そのため何を読んだらいいのかわからない様子です。それで、ひとまず『マネジメントの名著を読む』に代表的な本が紹介されているからと伝えま …

■マネジメント用語の概念:王道は「目的・目標・手段」 続きを »

      1 感性に焦点を当てたD・カーネギー マネジメントの本の定番がない状態ですから、経営学の分野で、リーダーシップの定番の本もないと言ってよいのでしょう。しかし経営学とは違う分野に、定番の本があります。D・カーネギーの『人を動かす』です。リーダーシップの本 …

■リーダーシップの定番の本:D・カーネギー『人を動かす』 続きを »

       1 たくさんの本を読むオーナー経営者 マネジメントの定番の教科書がないと言われています。ではビジネスで成功している経営者は、どうしているのでしょうか。ファーストリテイリングの柳井正は[本を読むペースは一日一冊、しかもその大半は、ビジネス書](『プロの …

■マネジメントの教科書がない理由:総合書よりも自分で考えるための補助線・断片 続きを »

       1 マネジメントの基礎資料の欠如 マネジメントの定番の教科書というのは、どうやらないようです。学校で指定される本があったとしても、いわゆる基本書になるような本とは違います。ドラッカーの『マネジメント』が基本書になることは、まずないでしょう。他の本も、 …

■マネジメントの欠落:基礎の基礎となる知識の必要性 続きを »

       1 業務の大きさ・単位 業務について考えるとき、業務の粒度をどうするのかという問題がでてきます。例えば、業務マニュアルを作るときに、業務を記述する項目の標準的な容量をどうするか、簡単には決まりません。項目の大きさをどうするか、単位がどうなるか、決まり …

■業務のブロッコリー構造:マネジメントの基礎 続きを »