■標準的な作図について:生成AIのレベルを判断する能力
1 標準的なよい図表の形式
9月1日に図解講座があります。ビジネス人が図解をする場合、一目でわかる図解が必要です。言葉で説明するよりも、図表をパッと見ただけで、全体の状況がわかるようにできたら、それはよい図表だと言ってよいでしょう。良い図表には定番のものもあります。
例えば、売上と利益の数年のトレンドを見れば、良い方向なのか、悪いのか、不安定なのか、すぐにわかるはずです。ビジネスの図解の場合、こうした決まったスタイルのグラフがいくつかあります。決まった内容に対して、標準形式の見せ方があるのです。
これがわかったら、その場面に必要なデータを用意すれば、同じ形式の図表が作れるようになります。テキストを見ながら、作図をしてみるとよいでしょう。こういうことをしていけば、標準形式を守っていないグラフを見ると、気になってくるはずです。
2 身につけるべき標準的な作図
図表には、ある種の決まった形式がありますから、それほど多くのパターンを知る必要はありません。それまで習ったことのなかった人でも、標準的な作図の仕方を身につけたら、おかしな図表が見つけられるようになります。そうなれば、ワンランク・アップです。
講義で基本となる事項について、一通りのことをお話しますので、標準スタイルに関して問題のないレベルにはなるはずです。何か図表をつくろうと思ったとき、テキストがありますから、最初はそれを見ながら図やグラフをつくっていけば、マスターできます。
良い図表はたいていシンプルですから、それを身につけることによって、図表に対するセンスが磨かれるはずです。そのあと、自分なりに納得したことを、関わりのある人たちに広げていってほしいと願っています。教えることで、自分の理解も深まることでしょう。
3 生成AIの実力を判断する能力
最近は生成AIが進歩して、利用が拡大していますから、いずれ質の高い図表が作成可能になるかもしれません。現状はまだ、いま一歩です。修正にも手間取ります。アプリケーションでフォーマットを作っておいて、そこにデータを入れる方法はまだ有効です。
本当に効果的なものは、重要データのみに絞った図表ですから、シンプルなものは、従来のつくり方で、そう苦労なく作れます。それよりも、一番必要な事項をピックアップするセンスの方が問われることになるでしょう。一言で語れるかどうかということです。
この図で、どういうことがわかるのか、それを簡潔に言葉で語ることができたなら、この場面で一番大切なことは、これですと言えるようになるでしょう。こういう練習を何度もしたほうが良いと思います。これができたら、生成AIの実力も判断できるはずです。
最近、生成AIのレベルが上がったと言えない事例が出てきています。例えばプレゼン資料の場合、質の高い文章から生成されたものほど、妙なものになりがちです。いま一歩の文章からの生成のほうが、陳腐ながらもうまくいっています。検証が必要となるのです。
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