■シンプルなBPRを使うこと:最適化・シンプル化のための王道

    

1 シンプル化には少しの飛躍が必要

物事が複雑なものから、どんどんシンプル化していくことによって、洗練されたプロセスが作られていく、そうしたイメージがあるだろうと思います。実際のところ、プロセスのシンプル化は、思考でも、仕事でも、多くの場面で必要不可欠なものです。

生成AIにシンプルな画像を作ってもらおうとすると、まだ上手に作れないという話を聞きました。そんな気がします。ここぞというポイントを突いた図を作るのも、生成AIは苦手なようです。もともとシンプル化していくためには、少し飛躍が必要になります。

シンプル化という場合、まず時間軸と空間軸からの評価が考えられるでしょう。たいていの場合、時間がかからなくなったり、プロセスが減るということになります。もし目的が達成されるのならば、経路とプロセスの変化の最適化、シンプル化は不可欠なものです。

      

2 シンプルなBPRの活用

かつてBPRというものが注目されました。最近は、ご存じない方も多くなっています。実際に成果を上げた人たちは、BPR自体を極めてシンプルに解釈していました。まさに経路・ルートとプロセスの問題ととらえていたのです。現在でも、当然ながら使えます。

シンプル化するというのは、意外に複雑な作業です。置き換えによって、さまざまな影響が起こりますから、それらを予測し、検証しながら変更を加えていかなくてはなりません。思いのほか面倒な作業になって、シンプル化しようとすると、失敗するともいわれます。

実際、現状で問題ないから、変更しないで現状で行こうという話を何度も聞かされました。しかし、改革のためにシンプル化を検討し、その際、BPRを上手に使って成功した人たちが何人かいます。「ルート=経路」と「プロセス=手順」に絞って考える人たちです。

      

3 「ルートとプロセス」と「時間軸と空間軸」

もしかすると、BPRを「ルートとプロセス」の最適化のことであると考えるのは、本来のものとは違うかもしれません。いずれにしても、BPRから生み出されたものです。シンプルBPRと言えばよいでしょうか。名前はどうであれ、一部で使われてきました。

少なくとも、ルートとプロセスに焦点を絞ると、物事がよく見えてくることになります。BPRとは、「ビジネス・プロセス・リエンジニアリング」ですから、ビジネス向けのものというのは間違いありません。しかし、ビジネスに限らず、有効だと思います。

「快適・スムーズ・自然な流れ」といった言葉をヒントにして、最適化を探っていくと、時間軸と空間軸の問題が、解決に向かって動き出すのです。ルートとプロセスに焦点を当てて変更を加え、それを時間軸、空間軸で評価していくと考えることもできます。

シンプル化というのは、洗練化とか快適化と言ってもよいものでしょう。ルートとプロセスに焦点を当てたBPRという手法は、そのための王道と言ってよいものです。客観基準である時間・空間で評価できるのも、有利だろうと思います。お気に入りの方法です。