1 初めての事前アンケート 図解講座が来月(2/17)あります。前回ご参加いただいた方々の様子を見て、何か変化が起こっているように感じました。事後のアンケートでも、初めてのことでしたが、もっと基礎的な話、図解以前の基礎の話が聞きたいというご意見が複数 …

■図解講座について:受講者の要望の変化 続きを »

      1 画家は職業ではない 今年に入ってからも、知り合いの画家たちの個展やグループ展が開かれています。現役の画家たちが、油絵作品を中心に展覧会を開き、それを見に行く人がいるというのは、めずらしい話ではないでしょう。しかし、これは当たり前のことではないかもし …

■現役の画家が活躍する環境:日本文化の基礎を支える絵画 続きを »

      1 なつかしい『大野晋の日本語相談』 ずいぶん昔に読んだ本が出てきました。『大野晋の日本語相談』(朝日文庫)です。週刊朝日で読者からの日本語についての質問に対して、井上ひさし、大岡信、丸谷才一とともに、大野晋が答えていました。1986年から1992年ま …

■助詞ハの機能(役目)と主語概念:同列に扱うことのおかしさ 続きを »

     1 生成AIで文章作成する効用 生成AIを使って文章を作るということが、最近はめずらしくなくなってきました。技術に関することを専門家の人に聞くと、彼らは生成AIを使って叩き台の文章を作ってくることがあります。間違いがないかの確認して、わずかな手直しするだ …

■生成AIの文章を読んでみて:顧客視点の欠如について 続きを »

      1 ハイコンテクスト文化 日本語のことを考えると、日本の文化がお互いにわかりあう枠の中で形成されてきたことを感じます。わかるという前提で、細かい注釈をつけずに語る形式です。わかっていることに関しては、言わないこと、記述しないことが原則になっています。 …

■日本人の行動様式の変化と日本語:エドワード・T・ホール『文化を超えて』から 続きを »

      1 今後も読まれ続けるはずの三上章の本 日本語の文法に関して、圧倒的な存在は三上章でした。日本語の主語概念は、英語などの欧米語における主語概念と違う点から、主語廃止論を提示して、いまや通説に近い考えになっています。いまでも読む価値のある日本語文法の本を …

■実質重視の本選び:圧倒的な本はごくわずかという現実 続きを »

     1 組織の役割と役職 リーダーという言葉は、広い概念を表すものです。いわゆるトップリーダーにあたる組織のトップに立って方針や方向を決める人である場合と、部門やチームの長の場合とがあります。リーダーシップの話をする場合、両者を含めての話になることが多いよう …

■リーダーとマネジャーとスタッフ:「目的・目標・手段」と役割 続きを »

      1 「です」の思考 最近の文章は、「です・ます」で書かれるものが多くなってきています。このブログでも、「です・ます」が原則です。読む人を意識して、話しかけるようにという場合、「です・ます」になります。「です・ます」と「である」は使い分けが必要です。 内 …

■「です・ます」と「である」の使い分け 続きを »

      1 話題になった『国民の歴史』 2024年11月に、西尾幹二先生が89歳で亡くなりました。ニーチェの翻訳ではじめて名前を見た記憶があります。『国民の歴史』が話題になったことがありました。あとがきで、[私は歴史の素人である]と言い、[弱点も欠点も隠しよう …

■西尾幹二『国民の歴史』再読:読ませる力 続きを »

      1 「が」のつくのは「答え」になる言葉 助詞の「は」「が」の使い分けは、日本人でも悩むことがあります。まず感覚的に、これでないとおかしいと感じられて、そのあと理屈がついてくるというのが一般的でしょう。使い分けに関する理屈も、解説を読んでもシンプルではあ …

■「は」と「が」:強調する言葉に着く符号「は」と、答えを示す符号「が」 続きを »