1 古典文法を排除した繊細な読み 日本語のルールを抽出して、それを使って文章を読み書きしようなどと考えることは、ある意味、おそろしいことです。小松英雄の言葉を思い出します。『丁寧に読む古典』で[古典文法を排除すると、はるかに繊細な読みかたができる](p …

■読み方の王道と日本語文法:小松英雄『丁寧に読む古典』から 続きを »

      1 読み書きに役立つトレーニング あわただしいお話ですが、テキストを送付した後、それを使う講義の準備をしながら、また別のテキストを作り始めました。今度は、日本語を書くことに関する講座です。今年から新たにスタートします。日本語の文法にかかわる分野ですから …

■日本語の「ルールを理解して身につけるための本」を目指して 続きを »

       1 基本・基礎の重視 締め切りギリギリまで修正をして、セミナー用のテキストを送付しました。従来から実施している講座のテキストであっても、事前アンケートを見てみると、同じ講義内容ではダメだと感じることが多くなっています。今回も、全面改定になりました。 …

■基本構造・基本原理を知ろうという欲求:求められる考えるヒント 続きを »

       1 『失敗の科学』と『失敗学のすすめ』の基礎 マニュー・サイドは『失敗の科学』で、自由市場のシステムが成功しているのは、失敗が少ないからでなくて、多いからだと記していました。失敗を基礎にして試行錯誤を繰り返し、改善を積み重ねていくことにより、大きな成 …

■マネジメントを考えるときの教科書:西堀栄三郎『石橋を叩けば渡れない』 続きを »

      1 「新規所属者を最も早く戦力化するためのマニュアル作成と指導のノウハウ」 10月1日にセミナー講義があります。「新規所属者を最も早く戦力化するためのマニュアル作成と指導のノウハウ」というものです。この講座名では、もしかすると講義内容がよくわからないか …

■新規所属者を最も早く戦力化するための方法 続きを »

      1 失敗が多いという自由市場の優位性 マニュー・サイド『失敗の科学』は2016年に出た本ですが、未だに読まれています。多くの方が読んでいる本ですから、様々な点に関心がもたれてもおかしくありません。題名からすると、この本によって失敗を減らせるだろうと期待 …

■失敗があるから成果が上がる:マニュー・サイド『失敗の科学』から 続きを »

      1 両雄:小西甚一と小松英雄 日本語や日本文学の著作で今後も残りそうなのは、小西甚一と小松英雄のものです。小西は1915年生まれ2007年没、小松は1929年生まれ2022年没。二人とも最晩年まで質の高い文章を書き、ともに東京教育大学・筑波大学系の出身 …

■小松英雄の難問解決の際の自戒:うかつに膝を叩かないこと 続きを »

      1 あらゆる言語に共通する基本的特性 小松英雄の『丁寧に読む古典』に「古典文法で説明できない構文」という章があります。「松も引き 若菜も摘まず なりぬるを いつしか桜 早も咲かなむ」という和歌で、「松も引き 若菜も摘まず」を、どういう風に解釈しなくては …

■あらゆる言語に共通する基本的特性「線条性」:小松英雄『丁寧に読む古典』から 続きを »

       1 申し込みペースの変化 図解作成講座(9/10-24)の講義をしてきました。たくさんの受講者の方にご参加いただいて、感謝しております。どうやら今年度で一番おおぜいの人にご参加いただけた講座になったようです。オンラインと会場との、いわゆるハイブリッド …

■ドラッカー「事業の陳腐化」(The Theory of the Business)と図解作成講座 続きを »

      1 基本的な勉強がしたいという若手リーダー ビジネス人になって、きわめて忙しい生活をしていた人が、少し時間が取れる部署に移った時に、きちんとした学問をしておけばよかったと言い出すことがあります。こうした発言を、ここしばらく聞いていなかったのですが、最近 …

■勉強法の王道:もう一度勉強したいという若手リーダーに 続きを »