1 「起承転結」への誤解 「起承転結」と言っても、知らない人が増えてきました。漢詩絶句の四行が「起句・承句・転句・結句」であり、サンプルとして、「京の五条の糸屋の娘/姉は十八、妹は十五/諸国大名は弓矢で殺す/糸屋の娘は目で殺す」(諸バージョンあり)があげ …

■「起承転結」に対する誤解:ビジネス文書で使えない理由 続きを »

    1 まずは挨拶の仕方を学ぶ 将棋も囲碁もよくわからないのですが、米長邦雄の『碁敵が泣いて口惜しがる本』を、勉強法の本として大切にしています。ご存知の通り、米長は将棋で名人になった人です。碁も「アマチュアでは超一流の域にある」と藤沢秀行が実力を保証しています …

■プロになるための勉強法:米長邦雄『碁敵が泣いて口惜しがる本』から 続きを »

      1 教科書には「主語・述語」の解説 文章チェック講座を行ってきました。リーダーの方々が、スタッフの文章をどうチェックしたらよいのかについての講座です。さらに生成AIの作った文書のチェックも問題になるでしょう。この時期に、大勢の方にご参加いただき、感謝し …

■小学校では主語・述語を教えながら、通説から主語を追放した日本語文法 続きを »

        1 4つの心がけ 有元葉子『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』という料理の本があります。題名が上手いなあと思って手に取りました。そのまま業務にも当てはまります。読んだのは、ずいぶん前のような気もしましたが、どうやら2018年のことだったよ …

■優れたレシピ本は業務構築のヒント満載:有元葉子『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』 続きを »

       1 フルトブェングラーの意図 ビジネスの話とは一見、なんの関係もないような話を読みながら、しかしビジネスも同じだなあと思うことがあります。これは音楽の演奏に関することです。『ウィーン・フィル 音と響きの秘密』で中野雄(タケシ)が、恩師の丸山眞男の疑問 …

■「楽譜には忠実だけど、音楽的に誤り」:マネジメントのエッセンスに通じる言葉 続きを »

      1 文字化された和歌と筆録した和歌 小池清治は『日本語はいかにつくられたか?』で、『万葉集』と『古今和歌集』の違いについて、なかなか面白い視点で論じています。『古今和歌集』の「仮名序」で[「生きとし生けるもの」は皆、歌を詠むのだと貫之は言う]のだが、実 …

■「和歌の前の平等」についての解釈:小池清治と渡部昇一 続きを »

      1 マーケティングの勉強のために マーケティングの勉強をしたいという若い人が、思いのほか多くいるようです。マーケティングで負けているという意識があるからなのかもしれません。ただし、教科書もないようですし、私に話をしてくださる皆さんは、相当苦労している様 …

■マーケティングの基本「WHO」「WHAT」「HOW」:和佐高志『殻を破る思考法』のポイント 続きを »