■宇沢弘文のフリードマン批判は正しかったのか:対談での発言から探る
1 フランク・ナイトのリベラリズム 日本には世界的な経済学者はあまりいません。数少ない一人に宇沢弘文がいます。シカゴ大学の教授で、スティグリッツの指導者でした。経歴からすれば、間違いなく優れた経済学者です。残念ながら論文を読んだことはありませんし、読ん …
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1 フランク・ナイトのリベラリズム 日本には世界的な経済学者はあまりいません。数少ない一人に宇沢弘文がいます。シカゴ大学の教授で、スティグリッツの指導者でした。経歴からすれば、間違いなく優れた経済学者です。残念ながら論文を読んだことはありませんし、読ん …
1 いきなり専門書は読めない またか、という感じですが、少し時間ができたから勉強したいと思うのだが、やはり若いうちに基礎を勉強しておくべきだったという話がありました。いきなり専門的な本を購入して、それを読もうとして挫折したとのことです。当然のことだと …
1 基本文が名詞文・動詞文・形容詞文のみ(?) 日本語文法の脱英文法化が必要だという主張を、金谷武洋が『日本語は滅びない』でしていました。その通りでしょう。しかし、どうしたわけか日本語の基本文が、名詞文・動詞文・形容詞文と3種類しかないというのです。 …
1 世界的な学者の書いた受験参考書 日本の国文学の代表的な学者をあげるなら、小西甚一は間違いなく入るでしょう。天才的な学者でした。『日本文藝史』を書いて、世界的な学者の地位を獲得したように思います。専門的な本だけでなく、『古文研究法』などの受験参考 …
1 いまだに三上章の文法 日本語の文章をきちんと読みこなして、これを評価することは、リーダーにとって大切なことです。江藤裕之によると、英語の論文の場合、文法ルールにそった表現が求められるとのことでした。当然ともいえます。しかし日本語の場合、文法が整 …
1 手書きの軽視を反省 ある程度、入力になれたなら、パソコンで入力する方が、手で書くよりも負担がなくて、早く書けます。入力しておけば記録が残りますから、便利です。知らないうちに手で書く量が減ってきて、ある時、漢字が書けなくなって驚いたことがありました。 …
1 ノーベル賞受賞記念講演「美しい日本の私」 川端康成がノーベル賞受賞の記念講演で演説したのが「美しい日本の私」でした。1968年の講演ですから、ずいぶん前のものです。何かで話題になったのでしょうか、この演題の日本語が、どういう構造になっているのかと …
1 日本史についての講演録 歴史を勉強したからといって、それがビジネスに使えると思うのは期待しすぎではないかと思います。期待する人には、ケーススタディとして利用できるといった考えがあるようです。しかし考え方のトレーニングに使った方がいいのではないかと思 …
1 受験勉強とは違うアプローチ 生真面目な知り合いから、勉強したほうがいいのだけどね、どうも専門でない分野の勉強は気が進まない…と言われました。気弱な発言をするものです。この人は学校で教科書や参考書できちんと勉強して、予備校にも通った、かつての秀才だっ …
1 暗黙知を基礎にする知識創造理論 一時期、暗黙知を形式知にということが言われました。野中郁次郎の影響が大きかったのでしょう。「『失敗の本質』を語る」でも、暗黙知について語っています。この本は2022年のものですから、その後の批判も考慮した内容のはずで …