1 論争で黒白をつけた方法 論争というものは、必ずしも生産的ではありません。それによって成果を上げるのは、相当難しいという印象があります。宮﨑市定も[立派な論争もあると同時に][鼻持ちならぬ醜論争も行われた]と記していました(『宮﨑市定全集24』p. …

■ビジネスでも使える全体最適の方法:宮崎市定の「文献学的方法」 続きを »

       1 演繹的なアプローチは特別な方法 ある理論をそのまま受け入れて、ビジネスを行うというのは、高度なことです。星野リゾートでは、ビジネス書の言う通りに経営するというお話も聞きましたが、特別な事例だと思います。こうした演繹的なアプローチは、標準的な方法だ …

■ビジネスで大切なのは演繹よりも帰納的なアプローチ:業務の記述が基礎 続きを »

        1 反応がおこるのに必要な水準 閾値(イキチ/シキイチ)という用語があります。反応が起こるのに必要な水準のことです。障碍者の会にいたときに、薬の効き方に、これほど個人差があるのかと思ったことがあります。わずかな薬で十分なほど反応がある人がいる一方、 …

■閾値の発想:飛躍のために必要な仕掛けについて 続きを »

         1 脳とコンピューターの学習法の違い AIが急速な発達・発展を遂げています。文章の要約を自動生成するなど、ビジネスにも大きな影響があることは、もはや間違いないでしょう。機械化によって、いわゆる肉体労働が根底から変わったように、大きな変化をもたらす …

■連想性の学習による「自己組織化」:松本元の講義から 続きを »

       1 目的は絶対 西堀栄三郎は『石橋を叩けば渡れない』で、目的と制約ということを、創造性に関連させて説明しています。タクシーに乗って「八時までに東京駅に行ってくれ」と言うとき、[東京駅へ行くというのは“目的”]であり、目的は[絶対なのです](p.149 …

■西堀栄三郎の創造性開発:目的と制約 続きを »