1 講座のレベル調整 少し前から若手のリーダー向け講座について、担当者たちと、あれこれ議論しながら調整することが多くなっています。コロナが広がる数年前から、若手のリーダー向けを想定していた講座に、かなり高いレベルの人達が参加くださるようになっていまし …

■コロナで職場の状況が大きく変化:セミナー受講者の変遷 続きを »

       1 英語教師へのメッセージ 英語を習いたい人向けの本はたくさんあります。ところが、教える側の人がどんな勉強をしたらよいのかについて、具体的に書いた本はあまりないようです。その種の本を何冊か見つけましたが、どんな本を読めばよいのかといったことまでは書か …

■一冊を徹底的に読みこむプロの勉強法:黒田龍之介『ぼくたちの英語』から 続きを »

      1 標準的な作成法と組織のカルチャー 今回、操作マニュアル作成講座の参加者に、事前アンケートをとっていただきました。作成経験があるのか、どんな目的で参加するのか、何が知りたいのかといったことを事前にお聞きして、講義内容に反映させようということです。 ご …

■文明と文化の違い:司馬遼太郎と山崎正和の定義 続きを »

     1 ハイブリッド講座での実施 9月25日、操作マニュアル作成講座の講義をしてきました。この時期に多くの方にご参加いただけたことは、幸いなことです。会場参加者もいらっしゃいましたが、コロナ感染がまた増えてきていますから、オンライン受講の方が多数になりました …

■操作マニュアル作成講座を終えて:スキルの継承 続きを »

        1 300頁足らずの日本史の本 先週ふれた『男の肖像』で、塩野七生は世界に通用する歴史的人物として織田信長と北条時宗をあげていました。この二人のうちでも、とくに時宗をどう記述しているかで、ある程度、日本史の本を判定できるかもしれません。実際のところ …

■よくできたコンパクトな日本史の本:渡部昇一『増補 決定版 日本史』 続きを »

      1 同じ名詞の繰り返し 日本語の場合、誰が誰に語っているのか、わかりきっている場合には、そのことを記述しないのが通常の記述形式になっています。したがって、欧米の言語のように「主語-述語」という構造はありません。この点から、単肢言語という言い方もなされま …

■英語と日本語に共通する発想:マーク・ピーターセン『日本人の英語はなぜ間違うのか?』から 続きを »

     1 正統派でわかりやすい論文の本 国際政治史の斉藤孝は、『学術論文の技法』を1977年(改訂版1988年)に書いています。はしがきに[この小さい書物]とあるように、本文は160ページ程度の本です。初めは大学院生向けのメモだったようですが、それが発展して本 …

■斉藤孝『学術論文の技法』:正統派の「論文の書き方」 続きを »

        1 操作マニュアルの作成が基礎 昨日、なんとか操作マニュアル作成講座のテキストを作って送ったところです。事前のアンケートをしていただいたおかげで、受講される方の経験や要望をある程度、把握することができました。それを反映した内容にしたつもりですが、さ …

■業務マニュアルを作るためのスキル 続きを »

      1 国際競争力のあるドラマの主人公 塩野七生が『男の肖像』で面白いことを書いていました。イタリアというのはときに天才たちを[ルネサンス時代のようにウンカのごとく輩出する時期]があって、それで[かろうじて成りたっている民族]だというのです(p.61)。飛 …

■世界に通用する日本人の人物について:塩野七生『男の肖像』から 続きを »