1 岡田英弘の大胆な視点 事実をもとに話を展開していくというのは、当たり前でなくてはならない原則です。しかし歴史の場合、わからないということがあります。わからない場合、わからないということが事実と言ってよいでしょう。ただ、まったくわからないばかりではあり …

■岡田英弘の大胆な視点:事実の検証への不安 続きを »

      1 文章チェック講座の検証 いつものことながら、6時間の講義を終えると、あれは失敗、これももっとよくできたかもと、いろいろ気になってきます。先日の文章チェック講座も、いくつか失敗したと感じるところがありました。まず項目の並べ方について、もうひと工夫した …

■講義の検証について:検証方法をめぐって 続きを »

       1 ルール化して文章チェック 文章チェック講座を先週末に実施しました。文章というのは、一度書いたら、そのままの静的な存在ですから、これをチェックすることは合理的だろうと思います。しかし他人の文章をむやみやたらに直したり、ダメを出すだけでは、どうにもな …

■文書形式の標準化:その有利性と文章のチェックについて 続きを »

      1 誰と何 先日、日本語について話をしたら、意外そうだったので書いておきます。文末に「ある」とあったら、さてその主体は何になるか? 「ある」に対比されるのは「いる」でしょう。ここまで言えば、たいていの人はわかります。「ある」のは「物・こと」です。 「あ …

■日本語のルールの発見:使われ方の実態を見ること 続きを »

     1 ドーマーのシュンペーター評価 『現代経済学の巨星 下』におさめられているエフセイ・D・ドーマーの文章には、興味深い話があります。「ハロッド=ドーマー・モデル」で知られた経済学者です。意外にもハルピンで生活をしています。そこからアメリカに渡り、学者の道 …

■教育の一番本質的なこと:考えるように仕向けること 続きを »

        1 読み間違いの連鎖 前回、三森ゆりか『外国語を身につけるための日本語レッスン』の「第二章 翻訳できる日本語へ」にあった川端康成『雪国』の冒頭文について書きました。主語の概念が違っています。日本語レッスンという言葉のある本でのことですから、まずいこ …

■読み書きのために:必要とされる文の分析装置 続きを »

       1 原文と英語訳のニュアンスの違い 三森ゆりか『外国語を身につけるための日本語レッスン』という本があります。日本語を重視すべきだということは、多くの人の賛同を得るはずです。ここでは、それ以前の話になります。どうやら日本語について、十分なルール整備がで …

■主語について:「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」をめぐって 続きを »

     1 8月25日文章チェック講座開催 いささか疲れ気味です。なんとか講義用のテキストを作成して送りました。文章チェック講座を8月25日に実施します。リーダーがどうやって文章をチェックしたらよいのかという話です。特別な方法などありません。当たり前のことを見て …

■文章チェックということ:全体の確認と細部の確認 続きを »