1 マッキンゼーで学んだこと マッキンゼーというコンサルティング会社は世界的に有名ですから、ときどきマッキンゼーの方法とか方式といった言葉のついた本が出版されます。『マッキンゼー式世界最強の仕事術』もそういったものです。著者は1989年から92年まで在 …

■身の程を知る人が書いた『マッキンゼー式世界最強の仕事術』 続きを »

      1 客観的なことが基礎 客観的なことというのは、主観的なものが混じった中から、主観を抜いて成立したものという感じがあります。なんとなく私たちは、主観を入れたものであるのか、主観の入っていない客観的なものであるのかを、いつでもどこかで意識しているようなの …

■「主観」の成立について:「考える我」と自説中心主義 続きを »

      1 仮説を立てる前提 前回書いた「文書のスタイルと内容」について、以前このことを直接お話ししたはずの人から、意味がわからなかったと言われました。どうもいけません。何回かに分けて書くべきことを、一気に書いてしまいました。そんなに複雑な話ではありません。 …

■「仮説⇒実行⇒検証」をどう実践するのか:「文書のスタイルと内容」再論 続きを »

      1 文書のスタイルは思考スタイルの反映 当たり前かもしれませんが、事実に基づいた解釈でない限り、その解釈は通用しません。仮定を前提にして解釈する場合、可能性が言えたとしても、それがどうしたのだという扱いになります。たくさんの文字を連ねても、その文章には …

■文書のスタイルと内容 続きを »

       1 受験票の記述についての指示 文章チェック講座を23日に実施しました。おおぜいの方にご参加いただいて感謝しています。講義の最後に、とてもいいサンプル事例となる質問をいただきました。お子さんが県立高校を受験するときに、受験票の記述についての指示があっ …

■「保護者住所は受験生に同じ」〇、「保護者住所は受験生と同じ」×…はなぜ? 続きを »

       1 助詞「ニ」と「ヘ」の区別 池上嘉彦の『<英文法>を考える』には、英語だけでなくて、日本語への言及があります。なかなか興味深い指摘です。例えば、[助詞の「ニ」と「ヘ」の区別]について。日本語文法での説明よりも、池上の以下の見解は踏み込んだものと言え …

■助詞「ニ」と「ヘ」の違い:池上嘉彦『<英文法>を考える』を参考に 続きを »

     1 無理な想定を基礎にする伝統的な考え方 文法と意味について、池上嘉彦が『<英文法>を考える』で記しています。[伝統的に強い考え方は、<文法>は<意味>とは関係なく扱える]、[<文法>とは要するに語(あるいはそれに準じる単位)の間の結合、配列を規定するも …

■形式が異なれば意味も異なる:池上嘉彦『<英文法>を考える』から 続きを »

      1 業務マニュアル作成の効果 業務マニュアルをどう定義したらよいのか、困ることがあります。ときどき文書に業務を記述したものが業務マニュアルだという言い方をしたりしました。業務を記述することの効果がわかりやすいので、私はこの定義がいいなあと思っています。 …

■業務マニュアルとOJTマニュアルによる業務改革 続きを »

       1 学者から全く評価されていないドラッカー アメリカでは、ドラッカーはあまり読まれていません。こんなことは、あたりまえだという人もいるでしょう。ところがウソでしょうと言う人もいるのです。経営学者という範疇には入りませんから、経営学ではドラッカーに言及 …

■ドラッカーは何も証明していない:なぜ読まれるのか? 続きを »

    1 会場参加者が半数以上 昨日やっと文章チェック講座のテキストが完成して提出しました。これから講義の組み立てを考え、その場での質問も取り入れながら、お話しできたらと思っています。完璧なテキストなどありませんから、参加者の反応や質問、要望が大切です。期待して …

■文章チェック講座について:3月23日実施 続きを »