1 切り替えが不可欠 テキストを2種類、作成しているところです。人間は1つのことしか頭が働かないと言われることがありますが、そんな気がしてきます。いっぺんにアイデアを出そうとすると、最初は両方の思いつきが出てきますが、そのうち一方ばかりになってくるの …

■複数の分野で成果を上げた人たち:切り替えをどうするのか 続きを »

       1 清水幾太郎と田中美知太郎の読書法 もうずいぶん古い本ですが、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。『私の読書法』という岩波新書の本があります。読書についての本として定番になっていたことがありました。1960年出版の本です。古本屋で偶然見つけて、 …

■『私の読書法』(岩波新書)再読:清水幾太郎と田中美知太郎の読書法 続きを »

       1 新刊が出た『ソビエト帝国の崩壊』 小室直樹の『ソビエト帝国の崩壊』が新刊の文庫本として出されました。当然、読まれるべき本です。そんなに厚くはありませんし、語りをまとめた本ですから、読みやすいと思います。脅威の対象が、ガタガタだと指摘した伝説の本で …

■小室直樹はどうやって洞察したのか:新刊発売『ソビエト帝国の崩壊』 続きを »

       1 操作マニュアル作成の3ポイント 操作マニュアル作成のための講座が来月開催される予定です。操作マニュアルのポイントについて、少し書いておきたいと思います。マニュアルを作るためには、操作マニュアルの作成から始めるのが定番のコースと言えるでしょう。 マ …

■操作マニュアル作成のすすめ:文書作成の基礎力 続きを »

      1 文学の古典リスト 小谷野敦『『こころ』は本当に名作か』を読むと、少し安心するところがあります。ハロルド・ブルームの「西洋のキャノン」という文学の中の古典を扱ったベストセラーを翻訳する代わりに、自分で日本人向け文学の古典リストを作ってしまったという本 …

■小谷野敦『『こころ』は本当に名作か』の判定基準:本当に面白いのか 続きを »

      1 言葉の当てはめ 日本語の文法について、だらだらと思いつきを書いています。もうすでに、中核部分は10年以上前にできていましたが、思いつきを書いてみようと思いました。それをしてから、コンパクトにまとめる方がいいかなという気がしたのです。さて、どうなるこ …

■文を構成するパターン:核となる助詞 続きを »

      1 我妻栄「私の試験勉強」 多くの分野で、定番といってよい基本書というものがあります。一冊ではないかもしれませんが、読むべき本があるはずです。憲法ならば、現在でも芦部信喜の本なのかもしれません。この本と伊藤正巳の本があれば、一通りのことがわかる気がしま …

■徹底的に理解すること:我妻栄『民法案内 1私法の道しるべ』から 続きを »

     1 8月18日「図解講座」開催 8月18日に図解作成講座を行います。新型コロナの新規感染種が多いのにもかかわらず、参加される方がたくさんいらっしゃるのはありがたいことです。私の方も楽しみにしています。今まで何度か、講座が終わってから講座のことを書いたこと …

■図解講座の発展:データや表を使った分析 続きを »

      1 臨床例・裁判の判例としての歴史 論語のすぐれた入門書である『論語抄』を書いた陳舜臣が、『歴史から今なにを学ぶか』でも、優れた歴史観を示しています。この本を再び手に取ったのは、『論語抄』からの連想でした。この本の最初に置かれた渡部昇一の話については、 …

■陳舜臣の歴史の見方:『歴史から今なにを学ぶか』から 続きを »

     *連載本文はこちら       1 通用しない通説の説明 ①「月はきれいだ」と②「月がきれいだ」について、原沢伊都夫が『日本人のための日本語文法入門』で解説しています。[「~は」は主題を表し、「~が」は主語を表しました。両者の文法的な役割は徹底的に違って …

■現代の文章:日本語文法講義 第27回「文の本質」から 続きを »