■現代の文章:日本語文法講義 第16回概要「述語という概念の凋落」
* 連載の本文はこちら 1 「何が何を修飾するか」が文法の中核 小西甚一は『古文の読解』(改訂版1981年)に書いています。[術語というものは、研究を便利にするため存在するはずであって、その逆であってはならない。ところが、いまの文法学では、術語がやた …
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* 連載の本文はこちら 1 「何が何を修飾するか」が文法の中核 小西甚一は『古文の読解』(改訂版1981年)に書いています。[術語というものは、研究を便利にするため存在するはずであって、その逆であってはならない。ところが、いまの文法学では、術語がやた …
1 不思議ではない高い支持率 雑談をしていたときに、何で、岸田内閣の支持率が高いのかわからない、不思議だという話が出ました。ビジネス人の中でも金融に関わったり、経済に関心のある方なら、まず岸田内閣を支持しません。ここまで評価の低い内閣もめずらしいとさ …
1 肉体労働と古い業務マニュアル概念 先日の業務マニュアルの講義で、マニュアルを作ると自由がなくなるというイメージがあるというお話が出ました。自由なお考えをお聞きしたくて、講義の途中でこちらから問いかけをした中でのお話です。こうしたイメージがあるのは当 …
1 業務マニュアルの成果 4月22日に業務マニュアルの作成講座を行います。マニュアルの講義が私の研修の最初の講座でした。そのときあえて業務マニュアルの領域を操作マニュアルと同じ分量にしたことを思い出します。操作マニュアルにしか興味をお持ちでない方が多 …
1 何となくうまくいってしまうこと 以前教えていた学生から連絡がありました。つねにデザインを考えなくてはいけない業界で仕事をしています。外から見れば、いわゆるプロです。デザイン案を考えることが好きだったはずですが、しかしあまり意識してデザインをしたこ …
1 名前のないマニュアル OJT用のマニュアルの作成講座のテキストを作っています。5月12日の研修用です。他の講座とちょっと違うのは、OJTマニュアルという用語がない点だろうと思います。その結果、「何それ?」という反応が実際にあるのです。困ったことだと …
1 デジタル化が必要 梅棹忠夫の『知的生産の技術』の話を書いたところ、予想外の反応がありました。カードを作ってみたという方や、かなタイプを購入した方がいて、影響力が大きさを感じます。デジタル機器でB6カードの方法を発展させたいという人が今でも多数いるよ …
1 梅棹流の発想に注意 梅棹忠夫の考えはかなりラディカルなところがあります。たとえば日本語をローマ字化したほうがいいという考えでした。漢字がよくないという価値観が基礎にあります。ローマ字化した日本語なら外国人でも使いやすい言葉になる、漢字が邪魔だというの …
1 梅棹入門というべき本 梅棹忠夫という名前が忘れられてきたのは、仕方のないことなのでしょうか。何だかもったいない気がします。知的生産の技術という概念を作ったのは、梅棹でした。これはいまも大切な問題です。いまも自分自身、メモをどうしたらよいのか、苦しん …
1 カードには発見を書くこと 梅棹忠夫の名前は多くの場合、『知的生産の技術』か『文明の生態史観』の本の著者として知られています。とくに『知的生産の技術』のカード方式は、実際にカードを作った人たちもかなりいましたから、20世紀末までは圧倒的な知名度がありまし …