■再び魅力的な自己PRを書くために:相談に来た学生のその後

 

1 学生のその後の自己PR

自己PRの書き方について、川村二郎の『炎の作文塾』を参考にしたブログを、先日書きました。そこで言及した学生達の自己PRは、その後どうなったのでしょうか。学生達がその後の「指導状況」を見せてくれました。やはり指導者側に問題があるようです。

ほとんど同じ自己PRを5回書き直すように言われた学生がいました。赤で直されているところを見ると、「すること」が「する事」、「また」が「又」に直されています。無意味な修正です。こんな状況ですから、5回直した自己PRがよくなっていません。

逆に、せっかくのいいエピソードが、陳腐な言葉に書き直されていたり、そこが消されているところまでありました。どんどんつまらない自己PRになるのでは、困ります。この人たちに、何が求められるのか自分で考えて欲しい…と言って、少しお話しました。

 

2 なぜ自己PRが必要なのか

就職のとき学生達が自己PRを書くのは、なぜでしょうか。自己PRとは、何のためのものでしょうか。学生達は、わからないというのです。就職活動に必要だから…というのでは答えになっていません。ここがわかったら、方針も立つでしょう。

自己PRは、会社に入って成果をあげる人かどうかを、会社側が判断するときの材料です。会社で伸びる人を判定するのに、自己PRが判断材料になります。全員を面接するのは大変ですから、その前段階で魅力的な人かどうかを判断することになります。

『炎の作文塾』で川村二郎が言う通り、<「自己PR」は、読んだ人に「書いた人と会って、話をしてみたい」と思わせなければ意味がない>のです。会いたくなる人は、会社に入って伸びると思われる人、力を発揮してくれそうな人だということになります。

 

3 ジャンプが期待できる話

学生達が実力をつけていく段階を考えると、自分の興味のあるものに出会うことがホップ、その人が社会と触れ合って組織の活動というものを感じ取ることがステップ、会社に入って力を発揮することがジャンプ…こんな感じでしょうか。

自己PRを書く時点では、ジャンプはまだです。私はこんなにすごいんです…という話ではなく、会社で力を発揮しそうな材料が求められます。学習能力を示す事例、自分の得意技、自分がまだまだと感じた話、何かを感じ取ったエピソードなどを探すことでしょう。

ここで苦しむことが自己発見になるはずです。現在進行形の学生達が、就職活動をする過程で、自分と組織との関係にまで思いが及ぶようになれば、それが成長でしょう。私も気がつきました。どう書いたらよいかを悩んで相談に来た学生達は、出来る人達でした。

★昨年の学生の自己PRについて、以前に書いたものがあります。
就職活動シーズン到来:自己アピール・1分間スピーチ[1/2][2/2]

 

 

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