文書・図解

1. 文書のまとめ方

1-1 アンテナを立てる
文書にまとめようとする場合、何を核にして書いたらよいのかがなかなかわかりません。逆に言えば、その核がしっかりしたものであるなら、その文書は成功したようなものです。

いきなり、これが私の言いたいことの中心です…と言えるならすばらしいことです。なかなかそんな風には行きません。

まず自分の書こうとしているものに関連する思いつきや資料を集めましょう。そのために必要不可欠なことは、自分が欲しいものがどんなものであるのか、意識しておくことです。それなしには必要な情報は集まりません。アンテナを立てることによって、必要な考えも情報も集まりやすくなります。

1-2 箇条書きからスタート
必要な情報、思いつきやアイデアを集めていくと、ある程度の数になってきます。こうしたメモからまとめができてきます。まとまった数にするのに、あまり時間がかけられないときは、思いつく限りの箇条書きをしていきます。箇条書きを見ながら、さらに思いつくことがありますので、手書きでつぎつぎ思いついたことを短文の項目にして記録していくことは効果的です。

手書きの次はPC入力になります。自分が集めた断片がどんなものであるのか、把握していきます。PCに箇条書きを並べていく方法は素朴ですが、効果をあげられます。プリントアウトしたものを見ながら、そこに不足したものを見つけて、書き込んでいきます。手書きから活字になると、また印象が代わります。PC入力をしたモノは、客観的に扱うのが容易になります。

1-3 結晶化
こうした箇条書き一覧を作って、赤でコメントをつけていくことになります。そのとき大切なことは、自分が示したいものの条件・目的に合うものを選択するということです。

コメントをつけマーキングをする目的は、自分の考えの中核となるものを見出すためです。明確になっていない概念や論理に気づくことを期待してのことです。

特別な方法があるわけではありません。ポイントとなるのは、以下のことでしょう。

その1:自分の集めた断片の中で重要なものがどれであるか、明らかにすること。
その2:中核になる考えを簡潔な言葉にできるか試してみること。

中核となる考えが簡潔な言葉になったならば、文書の核ができあがったことになります。考えの結晶化が起こったといえます。