操作マニュアル

1. 操作マニュアルの最大の問題点

1-1 操作マニュアルは最初が肝心
操作マニュアルは最初に使ってもらえないと、そのまま利用されないままに終わる可能性が高くなります。

最近の製品は、使い勝手のよいものが多いため、何となく使えてしまうことがよくあります。操作マニュアルなしに十分な使い方ができるなら問題ありません。しかし、そんなことはほとんどありません。とくにシステムのように複雑な使い方ができるものの場合、操作マニュアルは必須です。操作マニュアルなしに、十分な機能を使いこなすことはできないだろうと思います。

システムの場合も操作性が向上したため、感覚的な使い方も一部の機能なら、使えてしまいます。何となく使えてしまうということです。一部の機能だけでも使えるとなると、どんな機能があるのか、操作マニュアルを見て確認をしようなどという気にはならないでしょう。必要な機能を使えずに、各人が不便に感じながらも、そのまま使い続けるといったことが起こります。

システム更新のときに、新しい機能の要求項目に、すでに使えるものが含まれている例もしばしば聞かれます。そんなに難しい操作が必要なものでもないのに、お互い残念なことです。

操作マニュアルというのは、まずは最初のつかみが大切なのです。そのことを本気で考えないと、使われない操作マニュアルが出来上がります。

1-2 標準的な使用法の提示
操作マニュアルの最初にページをめくったときに、読んでみる気になってもらう必要があります。どうしたらよいでしょうか。

最初に、容易に読みきれる分量で標準的な使い方を提示することです。こんな簡単な操作をするだけで、こんなことまでできますよ…という説明をしましょう。アピールをするつもりの説明が必要です。

できたら10ページ程度の分量に、標準的な使用法がまとめきれると読んでもらえる確率は高まります。もちろん、どこまで魅力的な使い方を示せるか、そこが勝負の分かれ目になります。

社内の仲間でもユーザーさんでも、何人かにモニターをお願いして、反応を聞きましょう。じっくり感想を聞いて検討する必要があります。