■文章読解がまったくダメ、苦手だと言う人に:基礎力のつけ方

 

1 自信のない人が多い文章読解

大学で平均以上の成績を取っている人でも、文章読解に自信がないと言う人がたくさんいます。若手のリーダーになるべき人たちにも、きちんと読めているのか自信がないという人がいます。読解力を測る尺度が明確でないため、不安になるのでしょう。

公務員試験を受ける人たちに講義をしたときに確認してみたところ、半数以上の人が読解に自信がないと言っていました。問題をやってみたけれども、正解率が低すぎるという人、解答を出すまでに時間がかかりすぎて困っているという人がたくさんいました。

まず何からはじめたらよいのでしょうか。かつて若手リーダーを対象にした勉強会で効果をあげた方法がお勧めです。学生達にも、センター試験の評論文の問題をやってみて、時間内に8割出来なかったら、基礎力があやしいと思うように…とお話しました。

 

2 センター試験問題で読解力の確認を

センター試験の場合、マークシート形式ですから、自分の実力が点数化されます。大勢の受験生向けに作られ、明らかにおかしな問題が出題されたら批判にさらされます。最低限の質が確保されています。点数化が容易ですから、読解の基礎力を測る基準になります。

すべてが妥当な問題とは言えないかもしれませんが、実力があるなら8割は取れます。ビジネス人が読解に不安を抱えている場合、本当に読解の実力が落ちていることが多いのです。時間内に問題を解き終えるのさえ無理かもしれないと言う人がいます。

不安を訴える人に、実際にセンター試験の評論文問題を解いてもらうと、8割を超える人がほとんどいないという結果が出ます。何でこんな問題ができないのかと思う人もいるでしょう。思ったより差があるのです。心配のある人は確認してみるとよいと思います。

 

3 正解率と時間をチェック

では、点数が8割に満たない人は、どうしたらよいでしょうか。簡単です。とにかく時間内に問題をやり、間違ったところを確認する。解説を読んで、ある程度納得できるまで復習をする。その上で、新たな問題をやってみる。それだけで実力が上がってきます。

ビジネス人に限らず教養課程を終えた学生ならば知識量が増えていますから、評論文の問題は、かつてよりも理解しやすいはずなのです。読みの感覚を身につければ、点数が急上昇します。ビジネス人なら5、6問やったあたりで8割に達するようになります。

苦手な学生の場合、もう少し問題数をやらないといけないかもしれません。しかし、同じように進めていけばよいのです。問題を解き、復習をしてから新しい問題に取り組めば、徐々に点数が上がってきます。8割に達したら、こんどは時間を短縮していきます。

制限時間の半分程度の時間で、コンスタントに8割とれれば基礎力は十分です。読解の基礎力を判定するのに、センター試験の評論文は使えます。受験生ならこれ以降、過去問を解けば対策は十分です。若手リーダーの場合、ここが訓練のスタート地点になります。

 

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