■社内教育で成果をあげるために:担当者がなすべきこと

 

1 テキストを確認してもらうこと

OJT用のテキストや社内教育用のテキストをどうやって作ったらよいのかについて、今年の11月に講義をすることになりました。先日から担当者になりそうな人たちに、何が困るか、どういうことを知りたいかについて、お聞きしているところです。

OJTや社内教育を担当するような人なら、その分野の知識は十分にあるはずです。いわゆる「専門家」が担当者になるべきだといえます。OJTや社内教育を行うのは、その分野に詳しい人に直接聞いて教えてもらった方が習得が早いからです。

専門家であっても、可能なら一定レベルにある人に確認してもらう方がよいと思います。いずれかの段階で他人に見てもらうことによって、ケアレスミスが減り、相手に伝わりやすい表現かどうか、自分で気づきにくい点を指摘してもらえるはずです。

 

2 何がポイントになるかを考える

OJTや社内教育の担当者になると、担当者が一番勉強になることがしばしばあります。教えることによって、もう一度自分を振り返ることが大切なのだと思います。ここで「振り返る」というのは、自分の行ってきた経緯をなぞるといったことではありません。

教える立場に立つと、自分がうまくできたのはなぜなのか、何がポイントだったのかを、もう一度徹底的に考えることになるということです。担当者に、何が困るかをお聞きすると、何を話したらよいのかポイントがわからない…という人がかなりいらっしゃいます。

自分ができることと、それをわかりやすく教えることは、また別もののようです。このときまず最初に考えるべきことは、「誰に」「何を」「どう伝えるか」ということになります。どんな対象者に話すのかが決まらないと、何を話すべきかが決まりません。

 

3 素材の一覧を作っていく

まず「誰に」「何を」「どう伝えるか」…を言葉で表現してみます。それをもとに、自分の教えられる項目を挙げていくことになります。自分の考えと各種の資料をもとに、素材になりそうなものを一覧にしていく作業が必要になります。

一つのことが思いつくことによって、その連想で、別のことが思いつきます。思いついた素材をつぎつぎに書いていくことが大切です。これを整理していく過程で、強調すべきポイントがどこであるのかが見えてきます。あるいは上位概念が見えてきます。

ここまで来たら、あとはどういう構成にしたらよいのかを考える段階になります。全体の構成を考える過程で、もう一度、使うべき素材が適切であるかどうかの再確認をすることになるはずです。こうした過程を経て、教材ができあがっていきます。

まだ初期段階の聞き取りにすぎませんが、2つの点が印象的でした。(1)担当者が作成過程を意識しないために苦労している、(2)教えるポイントが当たった場合、はっきりとした成果がある…ということです。コツやノウハウがいかに大切かということでしょう。

 

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