2. 操作マニュアルの構造

2-1 標準編

操作マニュアルは標準的な使用法を説明する部分と発展的な使い方を説明する部分に分かれます。

ときどき見られる初級編・中級編・上級編という構成は、意外に使いにくいものです。初級と中級の境界線はどこにあるのでしょうか。中級と上級の境界線も曖昧です。どこに必要項目が入っているのか、わかりにくいのです。

標準編がきわめて短く書かれているなら、購入後すぐに読んでくれる可能性があります。こんな簡単な操作で、こんなことまでできるという体験をしてもらえると、さらに操作マニュアルは利用されることになります。実際に使ってうまくいった経験があると、発展的な使い方の説明までお読みくださいます。

標準的な使用法を記す他に、私たちの提供すべき情報があります。トラブルへの対応策がわからなかったり、あらたな機能を使うのに操作の仕方がわからないときの説明です。両者とも、どう対処してよいか、その方法がわからない場合です。これらが応用・発展編ということになります。

応用・発展編の項目は、「~のときどうしたらよいか」「~したいのにどうしたらよいか」という項目が並びます。大きなグループ化は必要でしょうが、基本は並列に項目を並べることです。人間は不思議な能力を持っています。並列項目に項目名を並べておくと、必要な項目を、迅速・適切に探し出せるのです。

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